2023年10月21日 00:00
近頃、超広角レンズを敢えて使っている。今年春の記事として、、、
超広角レンズに物申す!
まずはこれを読んで頂きたい。そして今回再び、、、
「やっぱり超広角域なんて不要じゃね?」
と発言する事にする・・・。
超広角レンズに物申す!
まずはこれを読んで頂きたい。そして今回再び、、、
「やっぱり超広角域なんて不要じゃね?」
と発言する事にする・・・。
トップ写真、のっけから季節感が丸でない春の桜写真である。EXIF情報を見ると18mmとなっているのでどうやらワイドズームのワイド端19mmで撮影しているみたい。
本ブログで何度も「超広角レンズなんてホントにいるかね?」と言っているのはこんな写真ばかりを撮ってしまうから。これって19mmに見える?。パッと見る限り28mmとか35mmって思わないかい?。19mmで撮影しているのに28~35mmに見えちゃう写真ってどうよ?。失敗写真とは言わないけれど超広角レンズを使う意味がない。
m4/3のM.Zuiko 9-18mmF4-5.6でも同じような体験をしている。35mm判換算で18-36mm。その18mm側で撮影してもキッチリ撮っちゃうとそれが換算18mmには全く見えない。
つまり超広角レンズらしい写真とは、、、
「超広角レンズを使って映えるような皆が度肝を抜くような絶景」
これが大前提にある。前にも話した。もし自分が「ウユニ塩湖」の場にいたらそりゃぁ超広角レンズを使うだろう。また、未だ見ていない山の頂からの神秘的な雲海と日の出風景なんてのも超広角レンズがマッチしそうだ。でもこうやって極普通の場所をお散歩写真していて超広角レンズの有り難みが全く判らない。
私に超広角レンズを操る才能がない?、それで話を終わらせちゃつまらねえ。ネットで超広角レンズで撮影された写真を見ても「これなら納得!」って写真は物凄く少ない。
「都内の風景なら新宿の超高層ビル群を下から煽って撮影しました」
これからの季節なら、、、
「並木沿いの落ち葉をローアングルでパチリしました」
そんな誰でも一度は構えるような風景とか・・・。それが悪いとは言わないけれどその程度の風景で超広角レンズを崇めちゃいかんよと思わない?。
結果、ウユニ塩湖的な誰もが認める風景を除けば超広角レンズをしっかりと活用していて、「これは超広角レンズじゃないとね!」って写真を撮ろうと思うと物凄く頭脳を駆使させないとならない。単に目の前の風景をパチリしましたなんて下手糞写真を量産するだけだし、それを他人が見たら「こいつレンズに使われているよね」と言われておしまい。
面白いものでM.Zuiko 9-18mmF4-5.6もフィルム時代のTokina 19-35mmF3.5-4.5でも現地にてカメラを構えファインダーを覗くとワイド側に目一杯ズームしても、、、
「あれっ?、この程度?」
って感じる事が多い。何というのか、人間の目の情報量が凄過ぎるのだろう。そして超広角レンズであれば今、肉眼で見えている全てが写せると思い込んでファインダーを覗くけれど、実際にはその3分2も構図されていない。
また、意図通りに欲しい風景を全て構図されても上下、風景写真の場合特に上部、だだっ広い空だけが写っているって事ないかい?。そこに印象的な雲でもあれば良いのだろうけど、ただの青い空・・・、こういう写真が素晴らしいなんて思っている時点でセンスがない奴決定!。
とにかくファインダーを覗いて、、、
「この程度の風景かいな・・・。だったら『目の前の風景を切り取る』、これが写真なのだから、別に24mmでも28mmでも35mmでも吟味に筋味を重ねてこの場所で一番の構図を見つければ良くね?」
と思っちゃう。この思考、間違っている?。
フィルム時代からアマチュアの広角レンズ信仰ってあるんだよね。単純な話としてこういう事。
「50mmレンズは素直過ぎてつまらない。望遠レンズは1つのものをクローズアップするだけで誰でも撮れる」
他の焦点レンズを使い倒した訳じゃないのにそういう思考をするカメラマンってのが腐る程いた。敢えてここで名前を出さないが、フィルム時代、2人の広角レンズ推進派のプロカメラマンが目立っていた。彼らが広角レンズを使って街中スナップを写真雑誌に掲載しているのを見て、、、
「こいつらの写真はつまんねえし、とっちらかった写真ばかり撮っているなぁ~。主題は何よ?。この写真なんて水平が出てねえし、ただの下手糞じゃねえか!」
と感じちゃう。でも広角レンズ信奉者って彼ら2人を「スゲェ!」とか言っている。なるほど、手本が手本だからアマチュアも写真も下手糞になるし、それが良い写真であると勘違いしちゃっている。
これが今、技術の進歩で24mm~35mmと言った広角レンズじゃなく20mm以下の超広角レンズ信奉者を生んじゃう。そしてこれまたつまんねえ写真ばかりを撮り、、、
「24mmだと狭いんだよね」
と言い放つ人種ばかりが生産される。そんな妄信的な彼らを相手にメーカー超お高い超広角レンズF2.8ズームをニンマリしながら売っちゃう。
超域を含む広角レンズがブームだからここでそれを否定したところでただの屁理屈になっちまう。一体フィルム時代からの広角レンズブームって何だろうか?。
結局、上述した「「50mmレンズは素直過ぎてつまらない。望遠レンズは1つのものをクローズアップするだけで誰でも撮れる」、これに尽きるんじゃないかな。そこで人と違った写真を撮りたくなる。そうなると広角レンズしかない。そして何故かフィルム時代からRicohのGRシリーズがカルト的人気を誇り、、、
「ポケットからささっと取り出せて、かつ広角レンズ搭載のこのカメラをスナップで使うのが『通』である」
そんな風潮が生まれた。でも実際どう?。現行にはGR IIIxなる換算40mm相当のカメラがラインナップされている。一部の28mm使いを除けばみんなやっぱり28mmを普段で使うのは不慣れだった訳さ。そしてそのGR IIIxを見て、、、
「待ってました!、この素直な描写が良い」
28mmだからGRシリーズが持て囃されてそれがカッコイイと思ってみんな使っていたんでしょう?。どの口が言う?。
すでに我々の多くはレンズ交換式カメラシステムでは単焦点レンズではなくズームレンズを中心に使っている。そうなるとワイド側ってのは時折、広角レンズ特有のパースを狙って意図的にパチリはするものの大半のコマは、、、
「これ以上後ろに引けないような狭い空間、もしくは絶景を全て写し込みたい」
本ブログで何度も「超広角レンズなんてホントにいるかね?」と言っているのはこんな写真ばかりを撮ってしまうから。これって19mmに見える?。パッと見る限り28mmとか35mmって思わないかい?。19mmで撮影しているのに28~35mmに見えちゃう写真ってどうよ?。失敗写真とは言わないけれど超広角レンズを使う意味がない。
m4/3のM.Zuiko 9-18mmF4-5.6でも同じような体験をしている。35mm判換算で18-36mm。その18mm側で撮影してもキッチリ撮っちゃうとそれが換算18mmには全く見えない。
つまり超広角レンズらしい写真とは、、、
「超広角レンズを使って映えるような皆が度肝を抜くような絶景」
これが大前提にある。前にも話した。もし自分が「ウユニ塩湖」の場にいたらそりゃぁ超広角レンズを使うだろう。また、未だ見ていない山の頂からの神秘的な雲海と日の出風景なんてのも超広角レンズがマッチしそうだ。でもこうやって極普通の場所をお散歩写真していて超広角レンズの有り難みが全く判らない。
私に超広角レンズを操る才能がない?、それで話を終わらせちゃつまらねえ。ネットで超広角レンズで撮影された写真を見ても「これなら納得!」って写真は物凄く少ない。
「都内の風景なら新宿の超高層ビル群を下から煽って撮影しました」
これからの季節なら、、、
「並木沿いの落ち葉をローアングルでパチリしました」
そんな誰でも一度は構えるような風景とか・・・。それが悪いとは言わないけれどその程度の風景で超広角レンズを崇めちゃいかんよと思わない?。
結果、ウユニ塩湖的な誰もが認める風景を除けば超広角レンズをしっかりと活用していて、「これは超広角レンズじゃないとね!」って写真を撮ろうと思うと物凄く頭脳を駆使させないとならない。単に目の前の風景をパチリしましたなんて下手糞写真を量産するだけだし、それを他人が見たら「こいつレンズに使われているよね」と言われておしまい。
面白いものでM.Zuiko 9-18mmF4-5.6もフィルム時代のTokina 19-35mmF3.5-4.5でも現地にてカメラを構えファインダーを覗くとワイド側に目一杯ズームしても、、、
「あれっ?、この程度?」
って感じる事が多い。何というのか、人間の目の情報量が凄過ぎるのだろう。そして超広角レンズであれば今、肉眼で見えている全てが写せると思い込んでファインダーを覗くけれど、実際にはその3分2も構図されていない。
また、意図通りに欲しい風景を全て構図されても上下、風景写真の場合特に上部、だだっ広い空だけが写っているって事ないかい?。そこに印象的な雲でもあれば良いのだろうけど、ただの青い空・・・、こういう写真が素晴らしいなんて思っている時点でセンスがない奴決定!。
とにかくファインダーを覗いて、、、
「この程度の風景かいな・・・。だったら『目の前の風景を切り取る』、これが写真なのだから、別に24mmでも28mmでも35mmでも吟味に筋味を重ねてこの場所で一番の構図を見つければ良くね?」
と思っちゃう。この思考、間違っている?。
フィルム時代からアマチュアの広角レンズ信仰ってあるんだよね。単純な話としてこういう事。
「50mmレンズは素直過ぎてつまらない。望遠レンズは1つのものをクローズアップするだけで誰でも撮れる」
他の焦点レンズを使い倒した訳じゃないのにそういう思考をするカメラマンってのが腐る程いた。敢えてここで名前を出さないが、フィルム時代、2人の広角レンズ推進派のプロカメラマンが目立っていた。彼らが広角レンズを使って街中スナップを写真雑誌に掲載しているのを見て、、、
「こいつらの写真はつまんねえし、とっちらかった写真ばかり撮っているなぁ~。主題は何よ?。この写真なんて水平が出てねえし、ただの下手糞じゃねえか!」
と感じちゃう。でも広角レンズ信奉者って彼ら2人を「スゲェ!」とか言っている。なるほど、手本が手本だからアマチュアも写真も下手糞になるし、それが良い写真であると勘違いしちゃっている。
これが今、技術の進歩で24mm~35mmと言った広角レンズじゃなく20mm以下の超広角レンズ信奉者を生んじゃう。そしてこれまたつまんねえ写真ばかりを撮り、、、
「24mmだと狭いんだよね」
と言い放つ人種ばかりが生産される。そんな妄信的な彼らを相手にメーカー超お高い超広角レンズF2.8ズームをニンマリしながら売っちゃう。
超域を含む広角レンズがブームだからここでそれを否定したところでただの屁理屈になっちまう。一体フィルム時代からの広角レンズブームって何だろうか?。
結局、上述した「「50mmレンズは素直過ぎてつまらない。望遠レンズは1つのものをクローズアップするだけで誰でも撮れる」、これに尽きるんじゃないかな。そこで人と違った写真を撮りたくなる。そうなると広角レンズしかない。そして何故かフィルム時代からRicohのGRシリーズがカルト的人気を誇り、、、
「ポケットからささっと取り出せて、かつ広角レンズ搭載のこのカメラをスナップで使うのが『通』である」
そんな風潮が生まれた。でも実際どう?。現行にはGR IIIxなる換算40mm相当のカメラがラインナップされている。一部の28mm使いを除けばみんなやっぱり28mmを普段で使うのは不慣れだった訳さ。そしてそのGR IIIxを見て、、、
「待ってました!、この素直な描写が良い」
28mmだからGRシリーズが持て囃されてそれがカッコイイと思ってみんな使っていたんでしょう?。どの口が言う?。
すでに我々の多くはレンズ交換式カメラシステムでは単焦点レンズではなくズームレンズを中心に使っている。そうなるとワイド側ってのは時折、広角レンズ特有のパースを狙って意図的にパチリはするものの大半のコマは、、、
「これ以上後ろに引けないような狭い空間、もしくは絶景を全て写し込みたい」
上の写真、まさにそう。後ろに引けないから19mmで撮影している。
私はPentax一眼レフを使っていた頃は17-70mm、ワイド側は換算で25mm、ほとんどコレですよ。狭い路地&観光旅行にて25mmを多用していた。そう考えるとGRの28mmを普段遣いに?、いやいや、使いづらくてしょ~がねえよってなるんだ。だから40mmのGRが喜ばれる(実際にはまだ28mmのGRの方が売れているようだが)。
広角レンズを毛嫌いしている訳ではないが、広角レンズ使いの皆さんにはもっと「自分に厳しくあれ」と思ったりする事はある。撮影した写真を客観的に眺め、、、
「これ、わざわざ広角域を使う必要なかったよね」
そういうコマがどれだけあるか?。ごまんとある筈だ。
勿論、撮影している風景にもよる。四季折々、常に絶景の場所を訪れているカメラマンなら反対に広角レンズじゃなきゃ撮れない写真の方が多いかも知れない。しかしそれでも考えるべき。その中からトリミングしたらどうなるか?。トリミングしてもそこの風景を十分に伝えられると感じらるか否か、それをしっかりと吟味する事だ。
超広角ズームレンズを使っている場合、自分がどの焦点距離を多用しているか、その辺も理解しておいた方が良いかも知れない。
近頃はSony α7IIにフィルム時代のTokina 19-35mmF3.5-4.5を装着して撮影している事が多いが、焦点距離を見ると(LM-EA9の儀式によってEXIFに焦点距離を記録している時)、テレ端の35mmで最も撮影している。たまたま訪れている場所で超広角域が不要だっただけとも言えるが、私も馬鹿じゃないから目の前の風景を見極めて構図として排除しても良い部分、切り取れるものはしっかりと切り取る。結果、35mmが多くなる。35mmで十分に表現出来ているって事だ。
そして次に多かったのがワイド端の19mm。「ワイド端、テレ端ばかりを使う」、ズームレンズの「あるある」である。これは単純にせっかく19-35mmを使っているのだから超広角域で撮ってみようと考えているのだが、その写真を見直すとなんだかんだと、、、
「別に19mmで撮る必要性ねえよな」
って写真が多いのだった。
本日最後の写真。
私はPentax一眼レフを使っていた頃は17-70mm、ワイド側は換算で25mm、ほとんどコレですよ。狭い路地&観光旅行にて25mmを多用していた。そう考えるとGRの28mmを普段遣いに?、いやいや、使いづらくてしょ~がねえよってなるんだ。だから40mmのGRが喜ばれる(実際にはまだ28mmのGRの方が売れているようだが)。
広角レンズを毛嫌いしている訳ではないが、広角レンズ使いの皆さんにはもっと「自分に厳しくあれ」と思ったりする事はある。撮影した写真を客観的に眺め、、、
「これ、わざわざ広角域を使う必要なかったよね」
そういうコマがどれだけあるか?。ごまんとある筈だ。
勿論、撮影している風景にもよる。四季折々、常に絶景の場所を訪れているカメラマンなら反対に広角レンズじゃなきゃ撮れない写真の方が多いかも知れない。しかしそれでも考えるべき。その中からトリミングしたらどうなるか?。トリミングしてもそこの風景を十分に伝えられると感じらるか否か、それをしっかりと吟味する事だ。
超広角ズームレンズを使っている場合、自分がどの焦点距離を多用しているか、その辺も理解しておいた方が良いかも知れない。
近頃はSony α7IIにフィルム時代のTokina 19-35mmF3.5-4.5を装着して撮影している事が多いが、焦点距離を見ると(LM-EA9の儀式によってEXIFに焦点距離を記録している時)、テレ端の35mmで最も撮影している。たまたま訪れている場所で超広角域が不要だっただけとも言えるが、私も馬鹿じゃないから目の前の風景を見極めて構図として排除しても良い部分、切り取れるものはしっかりと切り取る。結果、35mmが多くなる。35mmで十分に表現出来ているって事だ。
そして次に多かったのがワイド端の19mm。「ワイド端、テレ端ばかりを使う」、ズームレンズの「あるある」である。これは単純にせっかく19-35mmを使っているのだから超広角域で撮ってみようと考えているのだが、その写真を見直すとなんだかんだと、、、
「別に19mmで撮る必要性ねえよな」
って写真が多いのだった。
本日最後の写真。
まさにこれがそう!。窓、窓枠、そしてガラスに写っている景色が超広角のパースで面白味が出るかな?、と考えてい19mmでパチリしたが何て事はない。後ろにも十分に引けたからむしろ35mmでしっかりと撮るべきだった風景だ。と言うのも19mmで撮影しているのでこの手の直線風景だと樽型に歪みまくっている。だからそれを修正しなくちゃならない。結果、画角だって狭くなるし、面倒が増えただけ。

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