2013年11月19日 00:00

Pentax K-5, Sigma AF17-70mmF2.8-4OS HSM
※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。
本題に入る前に、昨日、11月15日の「カメラを着飾る残念な人達」にて、別の意味で残念な人からコメントがあった。これを先ずは紹介したい。
本題に入る前に、昨日、11月15日の「カメラを着飾る残念な人達」にて、別の意味で残念な人からコメントがあった。これを先ずは紹介したい。
11月15日の記事で、田中長徳氏のズボラな点をファンとしてはもっとダンディでいて欲しいと書き、また、古びたカメラに似せて塗装する人々を男気が無い、恥ずかしいからやめるべきだと書いた。これは私の率直な意見であり、ブログとは自分を主張する場だ。
写真掲載でも日記風の文章でも、自分と言う存在を世間に広め、その存在を認めてくれる方、思考を共有出来る人々と交流する場、それがブログだ。
すでに発端となったコメント、余程己が恥ずかしい文章を書いたと後悔したのか、すでにご本人が削除されていたが、かいつまんで書くとこんな感じ。
「共感していた人もいるようだが、カメラにリャンメンでゴムを張ろうが、人それぞれだから、あなたの高慢な持論で、彼らを否定する必要はない。あなたの工作だって貧乏臭い。またメーカーに悪態を吐いたり、要望を書いても、メーカーは万人の要望を聞いている訳じゃなく、それこそ某価格掲示板の人と同じ思考じゃないか」
主張を簡潔に纏めると「人のやっていることに高慢な態度でケチをつけるな」である。だったらこのコメントを書いた人も、私の主張にケチをつけている訳。それを書いていて全く判っていない。また、初対面(初コメント)で、「高慢だ」なんて、私は失礼で絶対に書かない。それこそ高慢だからだ。
実は掲示板ではこれを判っていない人が多い。他人を否定するなと言っている人こそ他人を否定している。そして掲示板ではまとめ役の議長のような存在がいないから、結果、互いが互いを罵り合って、傍から見ていて、滑稽な喧嘩をしているように見えちゃう。
そこで、こやつをちょっとからかってやった。あえてカチーン!、ムカムカするような返事を書き、どう出てくるだろうか?、頭の良い人間なら、その文章に対しても冷静に対処する。そういう人となら、意見が食い違っても、議論としてコメント欄を発展させる事が可能だ。それはそれで楽しい。
ところが、やっぱりなぁ、レベルが低過ぎる。削除される前にコピーしておいた(本記事保存後、確認するとすでに削除されていた、IPアドレスを辿られるのが嫌ったのだろうが、アクセス解析で書き込み時間と照会すればすぐに判る)。彼はこう反論した、原文のまま掲載しよう。
「変人の極みですな(笑 まあ、毎日意味のない長文、ごくろうさま(笑 さぞや、お時間がおありのようで(笑 中味のない、このブログこそ笑える次第でございます。」
本人が最初にコメントした掲示板のウザい奴と全く同じ反応をしてきた。多分、ご本人、自分がそのウザい人なのにこの段階でも気付いていないのだろう。またこの程度の嫌味しか言えないなんて、なんて浅はかで残念な人。これを書いちゃ、己の知能を辱めるだけ。
この手の嫌がらせコメントを受けて、ビクついたり、気落ちしたり、立腹すると思っているのだろうか?。むしろこうやって晒す事で、ネタに出来て、これ幸い!、なんなら徹底的に追い詰めたるよ、とサディスティックな気分。
さらには、この稚拙なコメント、うちのブログを読んで下さっている方達をも馬鹿にしている、これも気付いていないのだろう。つまり、今、これをお読みの皆さんに対し「中味のない長文ブログを毎日時間を費やして読んでいる、内容に共感している人も笑えるぜ」、と言っているのと同じ。多くを敵に回す、ちょっと考えれば、判る事なんだが・・・。
「人それぞれ」、これは当たり前。当たり前過ぎるから議論の際、そんな言葉は恥ずかしく皆口に出さない。そして議論が白熱し過ぎた、または煮詰まってきたら、「まぁ人それぞれって事で、今日はお開きにしましょう」、そんな大人の対処をする。言い換えると議論において「人それぞれ」は手打ちの言葉だ。
そして「人それぞれ」だから、個人のブログやホームページ、さらには掲示板を読んでいて面白い。それぞれの主義、主張、嗜好が異なるから世界が広がる。仮に自分の意に沿わない意見であったとしても、情報として収集する。
特にカメラ関連の2ちゃんねるなんて最高に楽しい。まぁ半分は誹謗中傷だったりするが、それはアングラな文化のおふざけとして成立しているし、残り半分は結構まともな意見をぶつけ合っており、為になったりもする。2ちゃんねるで得た知識もある。
また、ブログやホームページは掲示板とは性質が異なる。これは管理者個人の自由な世界。それを読んだ常識人は、意見が食い違っても、掲示板と異なり、わざわざよそ様のブログに否定的なコメントは残さないし、上記のような内容の無い恥ずべきコメントなど、決して寄越さない。否定するにせよ、自分はこう思うが如何なものだろうか?、とフレンドリーな議論優先の内容を記すだろう。
ティーザー広告が非常に優秀だったから、発表された途端に賛否が分かれたNikon Df。個人のブログでも賛同する人もいる傍ら、否定する書き込みも幾つかで見られる。そんな時に、「カメラのデザインや機能の好みは人それぞれなんだから、嫌だったら無視すれば良いじゃないか、なんて高慢な奴なんだ、君は価格掲示板の輩と同類だよ」なるコメントが寄越されたらどう思われる?。
「こいつ、つまんねぇコメントしやがるなぁ」と私は感じる。もう一度言う。人それぞれだからブログと言う媒体が活きるし、「人それぞれ」は手打ちの言葉でしかない。また「人それぞれ」とコメントを寄越す人は、ブログ管理者の意見は「人それぞれ」と感じていないただの自己中心的なお馬鹿さんでしかない。
時にうちのブログ、ところどころで「高飛車」、「偉そう」と言われているらしい。どこかのブログで「上から目線」と紹介されていたのもあったっけ。今回も「高慢」と言われた。でも気にしない。へりくだって文章を書こうと思うと、さらに長文になってしまう。オブラートに包むのは意外と面倒なのだ。
私はホントにPentax新宿のサービスにはお世話になっている。フィルム時代、様々なメーカーのカメラ、レンズを使ってきたが、ここほど熱心に相談に乗ってくれたところはなく、新宿に足を向けてなんて眠れない程。だからPentaxの悪口なんて書かず、提灯持ちする方が楽。でも駄目なものは駄目と書く、これはユーザーの権利で、それを放棄する気は毛頭ない。
そしてそれをオブラートに包もうが、主張は主張に変わりなく、ならばストレートに好きは好き、嫌いは嫌い、良いは良い、悪いは悪いと書くのが一番であるし、本ブログは読み物であり、情報としても成立させたいから、遠回りな主張では発信力が劣ってしまう。
Pentax K-5の馬鹿露出、毎度のように本ブログで槍玉に上げた。これを「メーカーにはメーカーの考えがあるから、あなたがほざいたところで・・・」、そうじゃないでしょ。この情報に誤りがあれば訂正するが、そうでないのだから、情報として皆さんと意識を共有させ、後継機で同じような過ちをメーカーに犯して欲しくない、そんな希望がある。
今日、何故こんな事を最初に書いているか。それはブログを運営されている方達へ向けて。否定的なコメント、誹謗中傷コメントはいつか必ず舞い込んでくる。でもブログは先にも書いたように己を表現する媒体、こういう輩一人の為に、自由に物事を表現出来なくなった人も過去に多く、皆さんにはそうはなって欲しくない。
常に強い態度で臨め、とは言わないが(それこそ人それぞれ性格があるので(笑))、自分の主義主張をその手の嫌がらせコメントのせいで、変えるのだけは決してしないで頂きたい。それを思ってあえて、こうやって書き綴った。
と言う事で、今日もオブラートに包まず、ストレートに話題を提供し、メーカーに要望を書きまくろうと思う。
Pentax K-5で5つあったユーザーモードがK-3で3つに減ってしまった。これは痛い!。勿論、それだけでK-3の魅力が失せる、絶対に買わないなんて事は決してないが、ある意味退化と言っても良く、どうも納得が行かない。今日はその話を・・・。
K-5はモードダイヤルに「User」と言う項目が1つあり、そこにダイヤルすると前回使ったユーザーモードがデフォルトでセットされ、ユーザーモードの変更はメニューから選択する仕組みになっている。
それがK-3からはモードダイヤルの項目にUser1、User2、User3とあり、それをダイヤルする事で最大で3つのユーザーモードを扱える。
5つもユーザーモードを使っている人が少ない、メニューからユーザーモードを変更するのが煩わしい、そんな意見が多かったのだろう。多数の意見を採用するのは仕方ない、でも少数の意見も汲み取ってくれるのがPentaxだと思っていた。だから裏切られた感が強い。
※モードダイヤルをUser以外にセットしてれば通常の各モードになるので、都合、K-5系では6つ、K-3では4つの異なる設定で撮影出来る事になる
ではそんな少数派の私のユーザーモードはどんなものか?。
絞り優先AE、ドライブ1コマ、露出1/2段刻み、ハイライト補正ON、シャドー補正は弱、ISO AUTO160~3200、手振れ補正ON、RAW/FXボタンに電子プレビュー、プレビューレバーも電子プレビュー、ストロボはスローシンクロ、調光補正-1、ホワイトバランスにCTE。カスタムイメージは「風景」で彩度0、色相0、キー-1、コントラスト0、ハイライトコントラスト0、シャドーコントラスト+4、エクストラシャープネス0。
これをuser1に登録し、それを基準にuser2は輝度差が激しい風景用としてダイナミックレンジを広げる設定でハイライト補正ON、シャドー補正を強、利用出来る全てのカスタムイメージのコントラストを-1に設定していて、デフォルトのカスタムイメージは他のものよりも色のせいかコントラストが弱くなる「雅(みやび)」にし、これは緑や赤が強く発色するので、彩度を-1。
user3はAEB専用モードとして、露出1/3段刻み、ドライブモードをAEBで1.3EV刻みの3枚設定。AEBの最中にISO感度が上がるのを考慮してISO AUTOを6400まで広げている。また、RAW/FXボタンは電子プレビューでなく、瞬時にAEBの設定などが変えられるようにドライブモード選択に変更している。
このuser3はuser2設定でも輝度差が多くダイナミックレンジが狭く感じた時のHDRを作る際にも有効だ。K-5のHDR合成は作業に30秒程掛かり、その間、カメラが全く使えない状態になり、一切使っていない。これの代替手段と言えば良かろうか。HDR合成はおうちで専用ツールで行う。だからRAW/FXボタンにドライブモードを設定している。HDRの場合、3枚でなく5枚使う時もあるし、露出幅も1.3でなく2EV刻みに変更する時もある。
user4はISO400~ISO3200くらいで撮影する時。エクストラシャープネスではシャープが強過ぎるので、ファインシャープネスを+2にしたものを登録している。ファインシャープネス+2はエクストラシャープネスの-1と解像感はほぼ同じなのにシャープノイズが少ないからこの感度だとファインシャープネスの方が良い絵が得られる。
user5は廃墟、暗がり用としてコンポジットする為の設定。露出1/3段刻み、ドライブモードは連続撮影Hi、ハイライト補正ON、シャドー補正OFF、ISO160~25600、ノイズリダクションはISO20000までオフ、ISO25600からは弱、カスタムイメージは「風景」で、これだと色が付き過ぎてノイズも多くなるので、彩度を-1。そしてエクストラシャープネスは最大の+4。また暗がりだと水平垂直がさっぱり判らない時が多いので電子水準器をONにしている。
userモード以外の一般のAVやTVなどを使う時は連れが好き勝手に設定している。うちには2台のK-5があるが、Olympus E-P3がやってきてから2人で撮影に出掛ける時はK-5とE-P3なんて時が多く、風景によって互いに使い分けている。
例えば私がE-P3を使っていて、目の前に廃屋があった。おっと、中へ入れるじゃないか!。そんな時、カメラ交換である。また連れは多数派に属していて、ユーザーモードは一切使わない。撮影中、その都度、info画面やメニューからチマチマと設定している。だから二号機のユーザーモードも一号機と同じ設定になっているのだった。
さて、ここで疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれない。AEBなんてその都度設定しても良いのでは?。うん、これはPentaxのカメラを使った事のない方の台詞かもしれない。Pentax K-5系はAEBへアクセスがとっても面倒なのだ。
左右上下ボタンをAF測距点変更に使っていると、まずOKボタンを1秒押す。この1秒がとても長く感じる。そして上ボタンでドライブ選択画面が出て、右ボタンを4回、これで初めてAEBモードになり、ダイヤルで刻み露出を設定。AEBから元に戻す時もOKボタンを1秒押して・・・、と同じ作業を強いられる。
それが不愉快な人が多かったのだろう。RAW/FXボタンをAEBに割り当てる事が出来るのだが、RAW/FXボタンは他に電子水準器やデジタルプレビューと言った有用な機能を割り当てる事が出来、それにAEBをセットすると、結果、他のいずれかが面倒な作業を強いられる。
連れはRAW/FXボタンを電子水準器に設定している。ボタンを押す度にファインダーと背面液晶に電子水準器が現れ消える仕組み。これもPentax以外のユーザーは頭にクエスチョンマークが浮かぶかもしれない。だったら電子水準器を最初から表示させておけば?。ごもっとも。
でもK-5はそうは行かない。ファインダー内の電子水準器バーと露出補正バーが同じところに表示されるので、常時電子水準器をオンだと露出補正値を瞬時に見られない。露出補正値を見るには露出補正ダイヤルを回すか露出補正ボタンを押すかしないとならない。必要な時だけに水準器が表示させたいのならRAW/FXボタンにそれを割り当てるか、メニューを掘り下げて切り替えるしかない。
だからRAW/FXボタンを水準器に割り当てている人はAEBで撮影する時は上述したようにOKボタンの1秒押しから始まって何度もボタンを押さなくちゃならない。そんな事をしたくないからAEB専用のユーザーモードを作る。
廃虚用はuserモードを設定していないと、ドライブモードをAEBと同じようにOKボタンの1秒押しから始まり、何度もボタンを押して連続撮影Hiにし、ノイズを目立たなくする為に派手な色を避け、カスタムモードを彩度を下げなくちゃならない。
加えて、コンポジット用の素材はJPGファイルのノイズリダクション設定やシャープネスの設定も変える必要も出てくる。こんな事を現場でなんてありえない行為。
※廃虚でのシャープネスはエクストラシャープネスの+4、K-5のシャープ最大値、でも合成、コンポジットするとノイズも消えるが、シャープさも若干失うので最大でちょうど良い
さて、このユーザーモードが便利なのは、ユーザーモード中でもメニューから簡単に設定した項目の変更が可能な点。
ポイントは電源をオフにするか、オートパワーオフが作動するまで変えた設定が持続する事、言い換えると電源オフ、またはオートパワーオフになった瞬間に変更がキャンセルされ、元の値に戻ってしまう。
お散歩写真の最中、猫や列車、鳥等の速く動く被写体を見つけた。被写体にもよるが1/250sec~1/1000secくらいは確保したい。またピントを外すと不愉快なのである程度絞り込みたい。だから動体を撮る時は、TAV(絞り、シャッターをユーザーがセットしたらISO感度が自動で設定されるモード)にする。
そんな時にダイヤルをクリクリ回し、TAVにするよりも、今使っているユーザーモードのまま、メニューからAEをAVからTAVに変更した方が遥かに楽だと思っている。
勿論、延々とそれらを撮るのだったらモードダイヤルでセットするべきだが、それらはその瞬間しか撮らない。だから電源をオフにしたら絞り優先に勝手に戻ってくれるユーザーモードの方があり難かったりするのだった。
これは露出モードだけじゃない。撮影に関するほとんどを変える事が出来るので、それこそ動体を撮る時に連写モードにしたり、風景によってはカスタムイメージを変更したりする(良く使うのが銀残しとリバーサルフィルム)。
もう一度書こう。ミソなのは電源をオフにしたら変更した部分が全てキャンセルされる点。普通ならカスタムイメージを風景から銀残しに変えたら、それをまた風景に戻す作業がある。でもその作業が電源のオンオフだけで出来ちゃう。
ただ問題はオートパワーオフでも変更点がキャンセルされちゃう事。だからオートパワーオフを1分に設定していると知らないうちに元の設定に戻っていてエライコッチャ。だからうちのK-5はオートパワーオフは3分だ。
オートパワーオフを使わないで、カメラマンが自らの意思で電源のオンオフを繰り返せば良いのだろうが、電源を頻繁にオンオフを繰り返していると、この手のスイッチは磨耗したらおしまい。機構的に壊れそうで嫌なんだな。
3分設定だと運用上さほど問題はないし、ちょくちょくシャッターボタンを半押ししていれば永続するので問題点とまでは行かないせよ、オートパワーオフでユーザモード内にて、変更した箇所がキャンセルされるのはおかしい。Pentaxにファームウェアで何とかしてくれと要望を出しているが、K-3ではどうなったのだろう?。
※オートパワーオフは測光作動時間が経過後からなので測光作動時間を30秒にし、オートパワーオフを3分に設定していると実質3分30秒間カメラの設定を触らないとパワーオフになる
だから本当はユーザーモードが10個くらいありゃいいと思っている。最低でも上の5つに加え、TAV用とM用の2つ、7つは欲しいなぁ。そう考えている人間だからして、増えるどころか、3つに減らされちゃったK-3はその点だけは大きく退化しているようにしか見えない。
確か他社のユーザーモードはCanonは3つ、Nikonは2つ。K-5は両社を上回る数のユーザーモードを設定出来た。でも今はCanonと同じでOlympusの4つよりも少ない。結局、Pentaxカメラでユーザーモードが5つ登録出来るのはK-5、K-5II、K-5IIsの3機種しかなく、これを活用するカメラマンにとってK-3は痛い存在だ。
モードダイヤルからuser1、user2、user3を選べ、user3だけK-5系と同じくメニューから5つを設定出来、都合7つのユーザーモードが使える、どうしてそういう発想に至らないのか?、または至ったにせよ製品化において却下されちゃうのか?。
今日の記事、Ricoh、Pentaxの開発陣読んでくれないかなぁ。オートパワーオフで変更がキャンセルされる点も宜しくだよ、ホント。
本日の写真、ISO10000、F5.6、1/30secのEV3.3の風景。user5、廃虚連写用のモードで6枚撮影し、それをphotoshopで合成、ノイズを大きく軽減している。見た感じISO4000相当になっており、もっと煮詰めればISO2500相当にはなると思う。
写真掲載でも日記風の文章でも、自分と言う存在を世間に広め、その存在を認めてくれる方、思考を共有出来る人々と交流する場、それがブログだ。
すでに発端となったコメント、余程己が恥ずかしい文章を書いたと後悔したのか、すでにご本人が削除されていたが、かいつまんで書くとこんな感じ。
「共感していた人もいるようだが、カメラにリャンメンでゴムを張ろうが、人それぞれだから、あなたの高慢な持論で、彼らを否定する必要はない。あなたの工作だって貧乏臭い。またメーカーに悪態を吐いたり、要望を書いても、メーカーは万人の要望を聞いている訳じゃなく、それこそ某価格掲示板の人と同じ思考じゃないか」
主張を簡潔に纏めると「人のやっていることに高慢な態度でケチをつけるな」である。だったらこのコメントを書いた人も、私の主張にケチをつけている訳。それを書いていて全く判っていない。また、初対面(初コメント)で、「高慢だ」なんて、私は失礼で絶対に書かない。それこそ高慢だからだ。
実は掲示板ではこれを判っていない人が多い。他人を否定するなと言っている人こそ他人を否定している。そして掲示板ではまとめ役の議長のような存在がいないから、結果、互いが互いを罵り合って、傍から見ていて、滑稽な喧嘩をしているように見えちゃう。
そこで、こやつをちょっとからかってやった。あえてカチーン!、ムカムカするような返事を書き、どう出てくるだろうか?、頭の良い人間なら、その文章に対しても冷静に対処する。そういう人となら、意見が食い違っても、議論としてコメント欄を発展させる事が可能だ。それはそれで楽しい。
ところが、やっぱりなぁ、レベルが低過ぎる。削除される前にコピーしておいた(本記事保存後、確認するとすでに削除されていた、IPアドレスを辿られるのが嫌ったのだろうが、アクセス解析で書き込み時間と照会すればすぐに判る)。彼はこう反論した、原文のまま掲載しよう。
「変人の極みですな(笑 まあ、毎日意味のない長文、ごくろうさま(笑 さぞや、お時間がおありのようで(笑 中味のない、このブログこそ笑える次第でございます。」
本人が最初にコメントした掲示板のウザい奴と全く同じ反応をしてきた。多分、ご本人、自分がそのウザい人なのにこの段階でも気付いていないのだろう。またこの程度の嫌味しか言えないなんて、なんて浅はかで残念な人。これを書いちゃ、己の知能を辱めるだけ。
この手の嫌がらせコメントを受けて、ビクついたり、気落ちしたり、立腹すると思っているのだろうか?。むしろこうやって晒す事で、ネタに出来て、これ幸い!、なんなら徹底的に追い詰めたるよ、とサディスティックな気分。
さらには、この稚拙なコメント、うちのブログを読んで下さっている方達をも馬鹿にしている、これも気付いていないのだろう。つまり、今、これをお読みの皆さんに対し「中味のない長文ブログを毎日時間を費やして読んでいる、内容に共感している人も笑えるぜ」、と言っているのと同じ。多くを敵に回す、ちょっと考えれば、判る事なんだが・・・。
「人それぞれ」、これは当たり前。当たり前過ぎるから議論の際、そんな言葉は恥ずかしく皆口に出さない。そして議論が白熱し過ぎた、または煮詰まってきたら、「まぁ人それぞれって事で、今日はお開きにしましょう」、そんな大人の対処をする。言い換えると議論において「人それぞれ」は手打ちの言葉だ。
そして「人それぞれ」だから、個人のブログやホームページ、さらには掲示板を読んでいて面白い。それぞれの主義、主張、嗜好が異なるから世界が広がる。仮に自分の意に沿わない意見であったとしても、情報として収集する。
特にカメラ関連の2ちゃんねるなんて最高に楽しい。まぁ半分は誹謗中傷だったりするが、それはアングラな文化のおふざけとして成立しているし、残り半分は結構まともな意見をぶつけ合っており、為になったりもする。2ちゃんねるで得た知識もある。
また、ブログやホームページは掲示板とは性質が異なる。これは管理者個人の自由な世界。それを読んだ常識人は、意見が食い違っても、掲示板と異なり、わざわざよそ様のブログに否定的なコメントは残さないし、上記のような内容の無い恥ずべきコメントなど、決して寄越さない。否定するにせよ、自分はこう思うが如何なものだろうか?、とフレンドリーな議論優先の内容を記すだろう。
ティーザー広告が非常に優秀だったから、発表された途端に賛否が分かれたNikon Df。個人のブログでも賛同する人もいる傍ら、否定する書き込みも幾つかで見られる。そんな時に、「カメラのデザインや機能の好みは人それぞれなんだから、嫌だったら無視すれば良いじゃないか、なんて高慢な奴なんだ、君は価格掲示板の輩と同類だよ」なるコメントが寄越されたらどう思われる?。
「こいつ、つまんねぇコメントしやがるなぁ」と私は感じる。もう一度言う。人それぞれだからブログと言う媒体が活きるし、「人それぞれ」は手打ちの言葉でしかない。また「人それぞれ」とコメントを寄越す人は、ブログ管理者の意見は「人それぞれ」と感じていないただの自己中心的なお馬鹿さんでしかない。
時にうちのブログ、ところどころで「高飛車」、「偉そう」と言われているらしい。どこかのブログで「上から目線」と紹介されていたのもあったっけ。今回も「高慢」と言われた。でも気にしない。へりくだって文章を書こうと思うと、さらに長文になってしまう。オブラートに包むのは意外と面倒なのだ。
私はホントにPentax新宿のサービスにはお世話になっている。フィルム時代、様々なメーカーのカメラ、レンズを使ってきたが、ここほど熱心に相談に乗ってくれたところはなく、新宿に足を向けてなんて眠れない程。だからPentaxの悪口なんて書かず、提灯持ちする方が楽。でも駄目なものは駄目と書く、これはユーザーの権利で、それを放棄する気は毛頭ない。
そしてそれをオブラートに包もうが、主張は主張に変わりなく、ならばストレートに好きは好き、嫌いは嫌い、良いは良い、悪いは悪いと書くのが一番であるし、本ブログは読み物であり、情報としても成立させたいから、遠回りな主張では発信力が劣ってしまう。
Pentax K-5の馬鹿露出、毎度のように本ブログで槍玉に上げた。これを「メーカーにはメーカーの考えがあるから、あなたがほざいたところで・・・」、そうじゃないでしょ。この情報に誤りがあれば訂正するが、そうでないのだから、情報として皆さんと意識を共有させ、後継機で同じような過ちをメーカーに犯して欲しくない、そんな希望がある。
今日、何故こんな事を最初に書いているか。それはブログを運営されている方達へ向けて。否定的なコメント、誹謗中傷コメントはいつか必ず舞い込んでくる。でもブログは先にも書いたように己を表現する媒体、こういう輩一人の為に、自由に物事を表現出来なくなった人も過去に多く、皆さんにはそうはなって欲しくない。
常に強い態度で臨め、とは言わないが(それこそ人それぞれ性格があるので(笑))、自分の主義主張をその手の嫌がらせコメントのせいで、変えるのだけは決してしないで頂きたい。それを思ってあえて、こうやって書き綴った。
と言う事で、今日もオブラートに包まず、ストレートに話題を提供し、メーカーに要望を書きまくろうと思う。
Pentax K-5で5つあったユーザーモードがK-3で3つに減ってしまった。これは痛い!。勿論、それだけでK-3の魅力が失せる、絶対に買わないなんて事は決してないが、ある意味退化と言っても良く、どうも納得が行かない。今日はその話を・・・。
K-5はモードダイヤルに「User」と言う項目が1つあり、そこにダイヤルすると前回使ったユーザーモードがデフォルトでセットされ、ユーザーモードの変更はメニューから選択する仕組みになっている。
それがK-3からはモードダイヤルの項目にUser1、User2、User3とあり、それをダイヤルする事で最大で3つのユーザーモードを扱える。
5つもユーザーモードを使っている人が少ない、メニューからユーザーモードを変更するのが煩わしい、そんな意見が多かったのだろう。多数の意見を採用するのは仕方ない、でも少数の意見も汲み取ってくれるのがPentaxだと思っていた。だから裏切られた感が強い。
※モードダイヤルをUser以外にセットしてれば通常の各モードになるので、都合、K-5系では6つ、K-3では4つの異なる設定で撮影出来る事になる
ではそんな少数派の私のユーザーモードはどんなものか?。
絞り優先AE、ドライブ1コマ、露出1/2段刻み、ハイライト補正ON、シャドー補正は弱、ISO AUTO160~3200、手振れ補正ON、RAW/FXボタンに電子プレビュー、プレビューレバーも電子プレビュー、ストロボはスローシンクロ、調光補正-1、ホワイトバランスにCTE。カスタムイメージは「風景」で彩度0、色相0、キー-1、コントラスト0、ハイライトコントラスト0、シャドーコントラスト+4、エクストラシャープネス0。
これをuser1に登録し、それを基準にuser2は輝度差が激しい風景用としてダイナミックレンジを広げる設定でハイライト補正ON、シャドー補正を強、利用出来る全てのカスタムイメージのコントラストを-1に設定していて、デフォルトのカスタムイメージは他のものよりも色のせいかコントラストが弱くなる「雅(みやび)」にし、これは緑や赤が強く発色するので、彩度を-1。
user3はAEB専用モードとして、露出1/3段刻み、ドライブモードをAEBで1.3EV刻みの3枚設定。AEBの最中にISO感度が上がるのを考慮してISO AUTOを6400まで広げている。また、RAW/FXボタンは電子プレビューでなく、瞬時にAEBの設定などが変えられるようにドライブモード選択に変更している。
このuser3はuser2設定でも輝度差が多くダイナミックレンジが狭く感じた時のHDRを作る際にも有効だ。K-5のHDR合成は作業に30秒程掛かり、その間、カメラが全く使えない状態になり、一切使っていない。これの代替手段と言えば良かろうか。HDR合成はおうちで専用ツールで行う。だからRAW/FXボタンにドライブモードを設定している。HDRの場合、3枚でなく5枚使う時もあるし、露出幅も1.3でなく2EV刻みに変更する時もある。
user4はISO400~ISO3200くらいで撮影する時。エクストラシャープネスではシャープが強過ぎるので、ファインシャープネスを+2にしたものを登録している。ファインシャープネス+2はエクストラシャープネスの-1と解像感はほぼ同じなのにシャープノイズが少ないからこの感度だとファインシャープネスの方が良い絵が得られる。
user5は廃墟、暗がり用としてコンポジットする為の設定。露出1/3段刻み、ドライブモードは連続撮影Hi、ハイライト補正ON、シャドー補正OFF、ISO160~25600、ノイズリダクションはISO20000までオフ、ISO25600からは弱、カスタムイメージは「風景」で、これだと色が付き過ぎてノイズも多くなるので、彩度を-1。そしてエクストラシャープネスは最大の+4。また暗がりだと水平垂直がさっぱり判らない時が多いので電子水準器をONにしている。
userモード以外の一般のAVやTVなどを使う時は連れが好き勝手に設定している。うちには2台のK-5があるが、Olympus E-P3がやってきてから2人で撮影に出掛ける時はK-5とE-P3なんて時が多く、風景によって互いに使い分けている。
例えば私がE-P3を使っていて、目の前に廃屋があった。おっと、中へ入れるじゃないか!。そんな時、カメラ交換である。また連れは多数派に属していて、ユーザーモードは一切使わない。撮影中、その都度、info画面やメニューからチマチマと設定している。だから二号機のユーザーモードも一号機と同じ設定になっているのだった。
さて、ここで疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれない。AEBなんてその都度設定しても良いのでは?。うん、これはPentaxのカメラを使った事のない方の台詞かもしれない。Pentax K-5系はAEBへアクセスがとっても面倒なのだ。
左右上下ボタンをAF測距点変更に使っていると、まずOKボタンを1秒押す。この1秒がとても長く感じる。そして上ボタンでドライブ選択画面が出て、右ボタンを4回、これで初めてAEBモードになり、ダイヤルで刻み露出を設定。AEBから元に戻す時もOKボタンを1秒押して・・・、と同じ作業を強いられる。
それが不愉快な人が多かったのだろう。RAW/FXボタンをAEBに割り当てる事が出来るのだが、RAW/FXボタンは他に電子水準器やデジタルプレビューと言った有用な機能を割り当てる事が出来、それにAEBをセットすると、結果、他のいずれかが面倒な作業を強いられる。
連れはRAW/FXボタンを電子水準器に設定している。ボタンを押す度にファインダーと背面液晶に電子水準器が現れ消える仕組み。これもPentax以外のユーザーは頭にクエスチョンマークが浮かぶかもしれない。だったら電子水準器を最初から表示させておけば?。ごもっとも。
でもK-5はそうは行かない。ファインダー内の電子水準器バーと露出補正バーが同じところに表示されるので、常時電子水準器をオンだと露出補正値を瞬時に見られない。露出補正値を見るには露出補正ダイヤルを回すか露出補正ボタンを押すかしないとならない。必要な時だけに水準器が表示させたいのならRAW/FXボタンにそれを割り当てるか、メニューを掘り下げて切り替えるしかない。
だからRAW/FXボタンを水準器に割り当てている人はAEBで撮影する時は上述したようにOKボタンの1秒押しから始まって何度もボタンを押さなくちゃならない。そんな事をしたくないからAEB専用のユーザーモードを作る。
廃虚用はuserモードを設定していないと、ドライブモードをAEBと同じようにOKボタンの1秒押しから始まり、何度もボタンを押して連続撮影Hiにし、ノイズを目立たなくする為に派手な色を避け、カスタムモードを彩度を下げなくちゃならない。
加えて、コンポジット用の素材はJPGファイルのノイズリダクション設定やシャープネスの設定も変える必要も出てくる。こんな事を現場でなんてありえない行為。
※廃虚でのシャープネスはエクストラシャープネスの+4、K-5のシャープ最大値、でも合成、コンポジットするとノイズも消えるが、シャープさも若干失うので最大でちょうど良い
さて、このユーザーモードが便利なのは、ユーザーモード中でもメニューから簡単に設定した項目の変更が可能な点。
ポイントは電源をオフにするか、オートパワーオフが作動するまで変えた設定が持続する事、言い換えると電源オフ、またはオートパワーオフになった瞬間に変更がキャンセルされ、元の値に戻ってしまう。
お散歩写真の最中、猫や列車、鳥等の速く動く被写体を見つけた。被写体にもよるが1/250sec~1/1000secくらいは確保したい。またピントを外すと不愉快なのである程度絞り込みたい。だから動体を撮る時は、TAV(絞り、シャッターをユーザーがセットしたらISO感度が自動で設定されるモード)にする。
そんな時にダイヤルをクリクリ回し、TAVにするよりも、今使っているユーザーモードのまま、メニューからAEをAVからTAVに変更した方が遥かに楽だと思っている。
勿論、延々とそれらを撮るのだったらモードダイヤルでセットするべきだが、それらはその瞬間しか撮らない。だから電源をオフにしたら絞り優先に勝手に戻ってくれるユーザーモードの方があり難かったりするのだった。
これは露出モードだけじゃない。撮影に関するほとんどを変える事が出来るので、それこそ動体を撮る時に連写モードにしたり、風景によってはカスタムイメージを変更したりする(良く使うのが銀残しとリバーサルフィルム)。
もう一度書こう。ミソなのは電源をオフにしたら変更した部分が全てキャンセルされる点。普通ならカスタムイメージを風景から銀残しに変えたら、それをまた風景に戻す作業がある。でもその作業が電源のオンオフだけで出来ちゃう。
ただ問題はオートパワーオフでも変更点がキャンセルされちゃう事。だからオートパワーオフを1分に設定していると知らないうちに元の設定に戻っていてエライコッチャ。だからうちのK-5はオートパワーオフは3分だ。
オートパワーオフを使わないで、カメラマンが自らの意思で電源のオンオフを繰り返せば良いのだろうが、電源を頻繁にオンオフを繰り返していると、この手のスイッチは磨耗したらおしまい。機構的に壊れそうで嫌なんだな。
3分設定だと運用上さほど問題はないし、ちょくちょくシャッターボタンを半押ししていれば永続するので問題点とまでは行かないせよ、オートパワーオフでユーザモード内にて、変更した箇所がキャンセルされるのはおかしい。Pentaxにファームウェアで何とかしてくれと要望を出しているが、K-3ではどうなったのだろう?。
※オートパワーオフは測光作動時間が経過後からなので測光作動時間を30秒にし、オートパワーオフを3分に設定していると実質3分30秒間カメラの設定を触らないとパワーオフになる
だから本当はユーザーモードが10個くらいありゃいいと思っている。最低でも上の5つに加え、TAV用とM用の2つ、7つは欲しいなぁ。そう考えている人間だからして、増えるどころか、3つに減らされちゃったK-3はその点だけは大きく退化しているようにしか見えない。
確か他社のユーザーモードはCanonは3つ、Nikonは2つ。K-5は両社を上回る数のユーザーモードを設定出来た。でも今はCanonと同じでOlympusの4つよりも少ない。結局、Pentaxカメラでユーザーモードが5つ登録出来るのはK-5、K-5II、K-5IIsの3機種しかなく、これを活用するカメラマンにとってK-3は痛い存在だ。
モードダイヤルからuser1、user2、user3を選べ、user3だけK-5系と同じくメニューから5つを設定出来、都合7つのユーザーモードが使える、どうしてそういう発想に至らないのか?、または至ったにせよ製品化において却下されちゃうのか?。
今日の記事、Ricoh、Pentaxの開発陣読んでくれないかなぁ。オートパワーオフで変更がキャンセルされる点も宜しくだよ、ホント。
本日の写真、ISO10000、F5.6、1/30secのEV3.3の風景。user5、廃虚連写用のモードで6枚撮影し、それをphotoshopで合成、ノイズを大きく軽減している。見た感じISO4000相当になっており、もっと煮詰めればISO2500相当にはなると思う。

にほんブログ村のランキングに参加中です
最新コメント