2021年08月11日 00:00
まずはオリンピック!。競技そのものは日本人が頑張ってくれたからこの二週間、楽しい時間を過ごしたのだが・・・。
開会式に続いて閉会式の酷さ。なんだろうねぇ。コロナの影響、演出関係者が辞任だの解任だのされてすったもんだしていたから仕方ない?。いやぁ、国の威信ってもんがあると思うんだよなぁ。
コロナ禍で選手達が自由に東京を歩けないから東京の公園だかをイメージした?。恐らくパフォーマンスしていた方達はその筋の一流だろう。でも超~アスリート、そして二週間に渡り、最高級のスポーツイベントを見てきた視聴者を前にして大道芸人の芸を見せてもちっとも驚かないし、感動もない。
さらに開会式の森山未來のゾンビダンスに続いて閉会式でもわかめこんぶのストッキング被りお化け鳥の前衛的ダンスが出てきてなんじゃ?。これが追悼を意味しているとは全く思えない。アオイヤマダと言う方が演じられたそうだが、きっとこの方も一流ダンサーなのだろう。でも「追悼」がコンセプトなのに化け物にしか見えないって。おかしいでしょ。常軌を逸していた衣装と踊り、やらされているのだろうなぁと演者が可哀想に思えた。
この手の前衛的なダンスはワイワイガヤガヤの中では誰も真意を汲んでくれない。そんなの判るだろうに!。お茶の間だって集中、食い入るように「この振り付けが意味しているのはなんだろう?」、なんて考えないって。我々の古くからの文化、日本舞踊で追悼をイメージ出来なかったのかね?。空手の形やフラ、タヒチアンダンスのようにとつひとつの動きにしっかりとした意味があってこそ。
大太鼓と盆踊りでようやく日本らしさが出たが、たったのそれだけ。太鼓だって大太鼓の他に20人、30人くらいでドンドコとパフォーマンスしてくれればもっと迫力あったろうに。開会式もそうだが、日本の文化ってこれだけじゃないでしょう?。世界に発信するのだから、世界が求める、侍、忍者、芸者、フジヤマ、その辺を片っ端から出してお祭り騒ぎするべきだったと思うのは私だけじゃないだろう。
実況していたNHKのアナウンサーも可哀想。きっと進行表や原稿などを用いて解説をしているのだろう。でもあまりにもショボいから話を広げられない。与えられた原稿をただ読んでいるだけ・・・。
それと有名人の無駄な起用。開会式の市川海老蔵もそうだし、閉会式では宝塚歌劇団、これぞ日本の文化、世界で通用する人、団体を起用しているのだからもっと有効な、全世界の人が見ておったまげるようなアピール法があったろうに・・・。オペラの人、岡本知高が唯一の鳥肌だったかな?。
そして最大の謎は何故「愛の讃歌」???。これって確か妻子ある人への思いを綴った不倫の歌じゃねぇの?。単にフランスの代表曲ってだけで歌ったのかな。良く判らんなぁ~。
あと、うちの親曰く、大竹しのぶ&子供達、「戦後の貧乏時代を思い出した」と・・・。童謡のようなメロディ、安っぽい衣装がそう感じさせているのだろう。確かに21世紀のオリンピックであの演出はどうかね?。映画「三丁目の夕日」のミュージカルかいな?。スポーツと平和の祭典であるオリンピックの演出にはマッチしない。もしかしてあの貧乏臭さは前回の東京オリンピックを意識してか?。
意味不明な寸劇を言われた通りに演じただけ、だから彼女と子供達が悪い訳じゃない。でも海外から見たら大竹しのぶって美人とは言い難いし、この手の演技、歌が上手いとも感じられないだろう。「何、あの貧乏くさい衣装のおばさんと子供の寸劇?」・・・。しかも閉会式の演目としてこれがラストだぜ!、ここから聖火が消えていくのだから唸るしかない。
とにかく古いとかお堅いとか保守的と言われようが、古来からの日本の文化、そして最新のテクノロジーを海外に伝えまくって欲しかった。ツイッターでトレンドになったのが「マツケンサンバ」との事。そう、マツケンが出てきて東京スカパラダイスオーケストラと共演、盆踊りで選手も一緒に輪になり、さらにゆるきゃら文化でつば九郎とかクマモンとか大勢出てくれば日本らしかった。最新のロボットとかも出すべきだったでしょう。ゆるきゃらに混ざり、Pepperくんが100体、200体がダンスをしたりウロチョロすれば圧巻だった筈。
あとは花火ね。盆踊りには欠かせない。開会式でもショボいと思っていたが、閉会式もしょぼ過ぎ。日本の花火は世界一なのだからどうして日本らしい花火を上げなかったのか?。夜空を彩る打ち上げ花火だったら選手達も飽きずに楽しめたろう。コロナの影響で会場周辺に人が集まるのを避けたのだろうが、どうせ駄目って言っても馬鹿は集まるのだから!。
打ち上げ花火は風や雨の影響を大きく受けるようなので最悪の天候も想定していたのか?。でもならばAプラン、Bプランと用意しておけば良いだけのお話。金掛けているんだから!。
さらにそこにアニメやゲーム、ゆるきゃらと言った近代のサブカルチャー系を合体させた演出、我々日本人も、世界の人々もそれを望んでいたと思うんだよねぇ。ムックとガチャピンは日本人なら誰でも知っているし、首がびよーんと伸びるねば~る君なんて受けたと思うぜ。大道芸の方達には申し訳ないが、多様性を考慮し、日本らしさを伝えるのなら中央の公園をイメージしたエリアで全国のゆるきゃらやPepperくんが歩き回っていた方が遥かにらしかった筈だ。
ゆるきゃらは商標になっていたり、つば九郎なんて民間企業の一員だから何かの制限でオリンピックには出られないのかな?。アニメやゲームでもそういう基準で使用出来ないのもあるのかな?。Pepperくんもそれで出せなかったのか?。
ネットでは「閉会式なんてどのオリンピックもその程度よ」と述べている人達もいたようだが、その発想こそ、右へ倣え、出る杭は打たれると言う日本人の最悪の糞文化でしかなく、その程度で終わらせちゃならないのが今の日本なんじゃないの?。「コロナ禍だったから、そして演出者が過去の不手際で突然辞任、解任されたからここまでしか出来ませんでした」、こういう言い訳は恥!。
考えてご覧なさいよ。次のオリンピックは半年後の北京だ。恐らくこの冬季オリンピックもコロナの影響を受ける。だとしたら中国の人々は国家総動員で東京オリンピックでの開会式、閉会式を反面教師として、最高のものを作り上げるに違いない。「我々はコロナに打ち勝ち、最高のパフォーマンスを提供出来る!」、そして見る側も「半年前の東京オリンピックの開会式、閉会式はせこかったよねぇ~」、そうはならないように色々と考慮するべきだったと思うよ。
1984年のロサンゼルス大会からの商業オリンピックに異を唱えている人も多く、こじんまりとした開会式、閉会式に納得している人もいたようだ。しかしオリンピックの開会式、閉会式はいわば国際見本市。「日本はこんな素晴らしい文化、思想、そして技術を持っている」、それを見せなくちゃならないのに、ため息ですぜ!。
あんまり派手にやらかすと「コロナ禍なのに!」と国民から文句を言われるとでも思ったのかね?。違うって。世界に負けたくない、そういうプライドはみんな持ち合わせているよ。だから各競技にて金銀銅ザックザクでみんなで万歳しているんでしょう!?。
野村萬斎、MIKIKO、椎名林檎、小林賢太郎、この4人の中で1人でも最後まで演出に携わっていたらと思うと悔しくてしょ~がねぇ!。野村萬斎が外れた時点で嫌な予感はしていたんだ。日本の文化がお座なりになるだろうなと。案の定、そうなっちまった。
オリンピックをスポーツの祭典と定義した場合、勝つのが使命だ。柔道、野球、レスリングは勿論の事、男子フェンシングエペ団体、女子バスケット、スケボー、スポーツクライミング、そして空手の形は圧巻だった。彼ら、彼女らは空前の売り手市場になり、各競技の裾野を大きく広げてくれたし、今後、強化の為の予算も勝ち取れる。
またメダルには届かなかったものの、3x3女子バスケ、男子バレー、トラック中距離の田中希実、そしてマラソンの大迫傑には感動した。下手過ぎて笑うしかなかった男子の3x3バスケも運も手伝い決勝に行けた!、そこに将来性、今回のオリンピックを見て3x3へ移行する有能なバスケ選手が出てくる筈で3年後のパリ、その次のロサンゼルスでは、もしかしたら!?、そう予感出来た。
開会式、閉会式も同じ。「日本、スゲェじゃん!、コロナ禍でここまで出来るのか!、国力、底力を感じた、脱帽です!」と世界に感じさせなくちゃならなかったし、我々日本人が胸を張れるような満足する内容にするべきだった。今回の閉会式、日本って5年後、10年後、ヤバイんじゃないの?、そう思えちゃうから、ホント、残念でならない。
加えてちょっとテレビ中継で物を申したい。テレビ局の競技への差別。馬術が何故グリーンチャンネル?。そもそもグリーンチャンネルって初めて知った。ゴルフ専門チャンネル?。いや、そうじゃないらしい。競馬好きの人しか見ないチャンネルのようだ。連れと話していたんだよね。せっかくの東京オリンピックだから普段見ることのない競技、馬術をしっかり見ようって。そうしたらグリーンチャンネルって有料じゃん!。契約しないと駄目じゃん!。結局、一切見られなかった。WEBでダイジェストを見たくらい。
「なんだよ!、オリンピックとJRAは何か癒着でもあるのか?、何故馬術だけ独占放送するんだ?。何故地上波で放送出来ないんだ?」
と文句を垂れていたら、どうやらオリンピックの馬術競技はグリーンチャンネルが無料開放放送していたそうな!。うちは光TVだからCS枠で見られたみたい。おいおい、えっ?、俺って情弱な人?。いや、そうじゃない。会社でも「えっ?、そうなの?、どうやって見るの?」って人ばかりだったぜ!。各テレビ局が一枚岩になっていたのなら「馬術はグリーンチャンネルで無料で見られます!」とか宣伝出来たろうに・・・。
と怒りまくった上でさらにカメラに対して文句をぶちかまそうではないか!。
Sony α7は試作機の領域を出ていない。そしてα7IIでようやく金銭が発生しても良い程度の仕上がりになった。以前から本ブログでそう述べているが、最近、α7IIも商品としては「あり」だとは思うが、欠陥機だったと言わざるを得ない、そう確信した。ここからはそんなお話を・・・。

にほんブログ村のランキングに参加中です
最新コメント