2015年10月08日 00:00

Ricoh GR
※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。
タイトルの通り、ちょっとした疑問。何しろ街を歩いていてPentaxユーザーになんて出会わないから判らんのよ(笑)。
RicohのGRってフィルム時代から「判っているカメラマン」が使うカメラ。だから常に注目する存在だった。だからもし広角レンズの代替になるんだったら・・・、そんなネタを思い付いたのだった。買う、買わないじゃない(笑)、あくまでもネタだ。
タイトルの通り、ちょっとした疑問。何しろ街を歩いていてPentaxユーザーになんて出会わないから判らんのよ(笑)。
RicohのGRってフィルム時代から「判っているカメラマン」が使うカメラ。だから常に注目する存在だった。だからもし広角レンズの代替になるんだったら・・・、そんなネタを思い付いたのだった。買う、買わないじゃない(笑)、あくまでもネタだ。
今後、Pentaxが135フォーマット市場に参入する訳で、当然135フォーマットにて広角レンズが充実していくだろうが、APS-Cで広角の単焦点なんで出てこないと思っている。
現在、Pentaxで広角レンズと言えば14、15、21mm(それぞれ135換算約21、23、32mm)。3本もあるんだけど実に中途半端な焦点距離。
この中で一番使い易いのは15mmだろう。しかしこいつの開放絞り値はF4、アホみたいに暗いレンズで、だったら16mm側でも1段絞ればある程度の描写を確保してくれる16-85mmF3.5-5.6で賄うでしょ!、なる思考になっていく。
春にPentaxから借りたDA16-85mmF3.5-5.6をK-3II、K-S2に付けて半日撮り歩いたところ、遠景において全体の画質は単焦点レンズには勝らないのだろうが、16mmでF4.5まで絞っただけで周辺まである程度解像しているのには驚いた(周辺光量が落ち着くのはF6.7くらいから)。
これは像面湾曲を含めた各種収差は上手く取り除いた結果だろう。今までうちにもあるDA17-70mmF4だけがPentaxズームレンズの中で各種収差の少ないレンズだったが、これを上回る性能を持っていると思う。だからDA15mmを持つのならDA16-85mmを買った方が遥かに便利でお徳。
DAズームレンズにはお買い得な18-135mmF3.5-5.6がある。WR(簡易防滴)仕様だし、望遠側が135換算で206mmになるので旅にはうってつけ。私も欲しいと思っている1本。
しかしこのレンズには大きな欠点があり、18mm側の周辺の像が流れるんだ。DA17-70mmやDA16-85mmの周辺部は中央には劣るものの像が流れないから後からシャープネスを効かせられ、見た目の解像感を簡単に上げられる。でもDA18-135mmの18mm側は像が流れてしまっているからシャープネスが一切効かない。だから風景によってはA4程度のプリントでも周辺部の荒さが目立ってしまうんだ。
DxO Optics Proのシャープネスとレンズブラー機能、もしくはRawTherapeeのシャープネス、ウェーブレット機能を使えば像が流れていなければ周辺部でもかなりカリカリの描写に仕上げられる。
但し、両者ともにハロは目立ってくる。これは細かい部分の濃淡をはっきりさせる事からハイライトが飛ぶんだ。それが白い点のように見えたり、エッジ部分が白い線になったりする。
これをもってこれらの処理は偽解像だ!、言う人がいるみたいだが、所詮シャープネスだってそこにない輪郭を盛り付けているのだから偽解像の1つであると考えており、またこのハロは余程馬鹿でかいプリントをしない限り、実際にはほとんど見えない。
しかしDA18-135mmの18mm側は像が流れているからDxO Optics ProもRaw Therapeeもそこに輪郭を見つける事が出来ない。輪郭がなければ施しようがないんだ。
そんなDA18-135mmもほんちょっとズームリングを捻ると画角はおおよそ21mmになり、そこらからまともな描写になっていく。だからこのレンズで注意するのは最広角の18mmだけ。
そこで思ったんだ。今後自分がPetnaxレンズを買うのならきっと18-135mmになるだろう。そしてこのレンズの18mm側の描写は糞。だとすると18mmレンズとしてRicoh GRって手があるんだよねって。
GRの事を書く前に・・・。
ここまでDA18-135mmをボロクソに書くと「えっ?、じゃぁDA18-135mmな駄目レンズ?、と感じられるだろうが、そうではない。手持ちのSigma 17-70mmF2.8-4(旧型)は像の流れはないもの、広角側の像面湾曲が酷く、周辺はピンボケを起こす。これも輪郭がないから後からどう頑張っても改善しない。
像面湾曲の場合、ピント位置を奥にずらし被写界深度をより深くする事である程度解消されるが、それでもピンボケているのに変わりなく、そんなレンズでも不満はあるにせよこうやって使えるのだからDA18-135mmだって普通に使える。
いわばほんの少し前までのズームレンズはPentaxだけでなく他社でも実は周辺部に関しては大した事がない。ネットで写真を検索している限り、SonyのEマウントのAPS-Cの普及タイプのズームレンズも周辺部は褒められたものじゃない。
Ricoh GR、APS-Cセンサーになった初代はもう生産していないのかな?、GR IIでも1年くらい経ったら値が落ち着くと思われるし、GR中古ならその頃にはそこそこ安くなっているだろう。いずれにせよ広角単焦点レンズを1本買うのと同じくらいの価格帯にあるのがGR、GRIIなんだ。ここまでDA18-135mmをボロクソに書くと「えっ?、じゃぁDA18-135mmな駄目レンズ?、と感じられるだろうが、そうではない。手持ちのSigma 17-70mmF2.8-4(旧型)は像の流れはないもの、広角側の像面湾曲が酷く、周辺はピンボケを起こす。これも輪郭がないから後からどう頑張っても改善しない。
像面湾曲の場合、ピント位置を奥にずらし被写界深度をより深くする事である程度解消されるが、それでもピンボケているのに変わりなく、そんなレンズでも不満はあるにせよこうやって使えるのだからDA18-135mmだって普通に使える。
いわばほんの少し前までのズームレンズはPentaxだけでなく他社でも実は周辺部に関しては大した事がない。ネットで写真を検索している限り、SonyのEマウントのAPS-Cの普及タイプのズームレンズも周辺部は褒められたものじゃない。
近い将来、Pentaxから135用の28mmF2クラスのレンズが出てくるだろうが、当然今のGR II以上の価格になる筈だ(Pentaxの事だからF2.4とか訳の判らないF値にしてきそうだが(笑))。
勿論APS-Cの18mmF2.8レンズと135の28mmF2レンズとでは遠近感に違いもあるだろうし、被写界深度も絞り開放で2段も違ってくるのだから色々な面を考えると135の28mmF2を選ぶべきだろうが、私のように広角レンズはパンフォーカスでしょ!、遠近感よりも画角よ、画角!、そんな人には将来135システムを構築したとしてもAPS-CのGRで十分だったりする。
ではAPS-C以前の1/1.7型のGR Digitalはどうだろうか?。私のようないつでもどこでもパンフォーカス!、そんなタイプならセンサーサイズは小さい方が良い。しかし最終型のGR Digtal IVでさえ1000万画素しかない。
高画素のレンズ交換式カメラをメインにしているカメラマンにはこの1000万画素の単焦点レンズ搭載カメラはかなりネックにある。トリミング耐性が皆無だからだ。135換算28mmの広角レンズだからこそトリミング耐性がなくちゃいけない。時には35mmレンズくらいになってくれないと・・・。
ではここでGRの画質を見よう。トップ写真、なんでこいつがGRを使っているのだ?、と思われるでしょう?。当然ケチな私が買う筈も無い。初夏にPentaxからK-3II、K-S2、DA16-85mmF3.5-5.6を借りた時に同時にGRも借りていたんだ。
そこで見た風景は・・・。下はトップ写真の等倍像。絞りはF8、Lightroomで現像をし、カメラプロファイルにAdobe Standard、アンシャープの値は適用量50、半径1.0、ディテール25、マスク0とした。
※以下当倍切り出し像はマウスクリックで1000x1000ピクセルとなる
全体

中心

左端

右端

当たり前だが確かに良い描写だ。解像感も高いし、レンズプロファイルで補正していないのに恐らく大きな歪曲はない。これくらい完璧に描写してくれたらDA18-135mmと併用し、18mmだけは(GRのレンズは18.3mmF2.8)はGRに任せても納得出来る。いや、納得出来るんじゃないく、任せるべきなんだ。
では次の写真。これはK-3IIにDA16-85mmを付けて16mmで絞りをF8にして撮影したもの(撮影場所が異なるし焦点距離も2mmの差があるのであくまでも参考としてご覧頂きたい)。リアルレゾリューションはオフ。
現像はLightroomでGRと同じでレンズプロファイルだけオンにして歪曲補正を行っている。また画素数はGRと同じ1600万画素に落としている。
では次の写真。これはK-3IIにDA16-85mmを付けて16mmで絞りをF8にして撮影したもの(撮影場所が異なるし焦点距離も2mmの差があるのであくまでも参考としてご覧頂きたい)。リアルレゾリューションはオフ。
現像はLightroomでGRと同じでレンズプロファイルだけオンにして歪曲補正を行っている。また画素数はGRと同じ1600万画素に落としている。
全体

中心

左端

右端

1000x1000を切り出しているだけなので判りづらいかもしれないが、明らかにGRの方が1つ1つのコントラストが高い、イコール解像感が高い。さすがGRレンズ!、と唸る画質。DA16-85mmの周辺部は踏ん張ってはいるが、当たり前に単焦点レンズには勝てない。
しかしDA16-85mmの周辺部はある程度解像しているので、この程度のコントラストの差は現像処理でどうにでもなっちゃうのも事実。特にプリントしたら大きな差は無いだろう。
ここでケチな私は「あれれ?」と思っちゃう。DA18-135mmをメインとし、18mmだけをGRに任せるよりも、素直にDA16-85mmを買ってそれ1本で全てを賄う方が費用対効果が高いじゃないか!。
そもそも一眼レフをメインにし、広角側の28mmだけをGRに任せるってのはGRに失礼なんだろう。そういう使い方をしちゃいけないカメラだと思う。GRは1/1.7型のGR Digitalも含め、これ1台で機動力を活かして街中をせっせと歩き回り、ユニークな風景を切り取る為の道具なんだと思う。
ただそれだと私にはGRは不要なんだ。そういう用途なら135換算で35mm~40mmのレンズが搭載されていないと・・・。28mmレンズはに画角に関しては街のスナップには広過ぎる。画角を狭くするには被写体までの距離を詰める必要が出てきて、それは嫌なんだ。元々50mmレンズを使った時のワーキングディスタンスがとっても心地良いと思っているから・・・。
RicohのGR、私には今後も無縁のカメラなんだろうなぁ。GRはファインダーがないからやっぱり風景コピー機でしかないと思えば憧れの対象にはならない。
ふと・・・。昔、Nikonに35Tiと言う35mmレンズ搭載のコンパクトカメラがあった。確か最初に28mmレンズ搭載の28Tiが発売され、その後に35mmレンズ版のコレが出たと思う。こういうコンパクトカメラがあったらなぁ~。フィルム時代には各メーカーが優れてコンパクトカメラを出していた。
勿論、Ricohがデジタルの今でもGRシリーズを継続しているのは素晴らしい事だ。このシリーズの初代カメラはR1。調べると1994年の発売。その後プロフェッショナル版としてGR1が1996年に発売された。実に20年以上、コンセプトを守り続けているシリーズなんだ。
ユーザーからはGR21(21mmレンズ搭載)のデジタル版を!、そして私のように35mmレンズ搭載のGR35を!、なる声が多い筈だが、Ricohは28mmレンズに固執しているようで・・・。
しかしDA16-85mmの周辺部はある程度解像しているので、この程度のコントラストの差は現像処理でどうにでもなっちゃうのも事実。特にプリントしたら大きな差は無いだろう。
ここでケチな私は「あれれ?」と思っちゃう。DA18-135mmをメインとし、18mmだけをGRに任せるよりも、素直にDA16-85mmを買ってそれ1本で全てを賄う方が費用対効果が高いじゃないか!。
そもそも一眼レフをメインにし、広角側の28mmだけをGRに任せるってのはGRに失礼なんだろう。そういう使い方をしちゃいけないカメラだと思う。GRは1/1.7型のGR Digitalも含め、これ1台で機動力を活かして街中をせっせと歩き回り、ユニークな風景を切り取る為の道具なんだと思う。
ただそれだと私にはGRは不要なんだ。そういう用途なら135換算で35mm~40mmのレンズが搭載されていないと・・・。28mmレンズはに画角に関しては街のスナップには広過ぎる。画角を狭くするには被写体までの距離を詰める必要が出てきて、それは嫌なんだ。元々50mmレンズを使った時のワーキングディスタンスがとっても心地良いと思っているから・・・。
RicohのGR、私には今後も無縁のカメラなんだろうなぁ。GRはファインダーがないからやっぱり風景コピー機でしかないと思えば憧れの対象にはならない。
ふと・・・。昔、Nikonに35Tiと言う35mmレンズ搭載のコンパクトカメラがあった。確か最初に28mmレンズ搭載の28Tiが発売され、その後に35mmレンズ版のコレが出たと思う。こういうコンパクトカメラがあったらなぁ~。フィルム時代には各メーカーが優れてコンパクトカメラを出していた。
勿論、Ricohがデジタルの今でもGRシリーズを継続しているのは素晴らしい事だ。このシリーズの初代カメラはR1。調べると1994年の発売。その後プロフェッショナル版としてGR1が1996年に発売された。実に20年以上、コンセプトを守り続けているシリーズなんだ。
ユーザーからはGR21(21mmレンズ搭載)のデジタル版を!、そして私のように35mmレンズ搭載のGR35を!、なる声が多い筈だが、Ricohは28mmレンズに固執しているようで・・・。

にほんブログ村のランキングに参加中です
最新コメント