2021年06月16日 00:00
前回記事でシャープが出した1インチセンサー搭載スマホにびっくりしつつも、こんな事を書いた。
「それだったら最低限の機能を持つスマホ(ぶっちゃけ、電話、GPS、そして4K程度で記録写真を撮れれば良い)、これに操作がし易い画面の広いタブレット端末、もしくはモバイルPC、加えて中古のSony RX100M3、そんなセットの方が遥かに勝手が良い気がするのだが・・・。」
おっ!、ネタが浮かんだぞ!。久々にカメラ購入計画を妄想であ~る!。
「それだったら最低限の機能を持つスマホ(ぶっちゃけ、電話、GPS、そして4K程度で記録写真を撮れれば良い)、これに操作がし易い画面の広いタブレット端末、もしくはモバイルPC、加えて中古のSony RX100M3、そんなセットの方が遥かに勝手が良い気がするのだが・・・。」
おっ!、ネタが浮かんだぞ!。久々にカメラ購入計画を妄想であ~る!。
何故具体的にSony RX100M3なる機種名を挙げたか・・・。
トレッキングを趣味にするようになったからEVF搭載のコンデジが欲しいと書きまくっていたのを覚えておいでだろうか?。そこで「妄想上買うと決めたカメラ」がPanasonicのLumix DMC-TX1だった。だから上の文章、元々は「加えて中古のLumixのTX1、そんなセットの方が・・・」、そんな文言だった。
ところがTX1の中古相場を調べたところ思った程下がっていなかった。その値段だったらまだ現行品だから新品買った方がいいんじゃねぇか?、アマゾンとか楽天のタイムセールなどをくまなくチェックしたら安いの出てくるって!。
そこでTX1に代わり、中古市場で費用対効果が高いコンデジって何だろう?、と探していたらRX100M3にぶち当たった。発売年が2014年。それでも十分過ぎるスペック、機能を持っている。少なくとも山、トレッキングのお供には遜色ない。
勿論、最適機材はTX1、何しろ35mm判換算で250mmの望遠が使える。とは言え、トレッキングでそこまでの望遠が必要か?、と問われると「なければなくても良い」となるんだ。行程をスナップするのがメインなので換算70mmまであれば何とかなる。
このカメラの対抗馬はFujifilmのX30だろう。テレ側は換算で112mmと勝っているし、X30の優れている点はデザイン。これに尽きる!。これ程好みにマッチしたコンデジは今も昔もないと言える。でも欠点もある。今じゃ低画素?、1200万画素センサーに我慢出来るかどうか?。
だったら換算70mmまでしかないが2000万画素あるRX100M3の方が良いんじゃないか?。これを1200万画素にトリミングすれば換算で90mmくらい?、4K、800万画素までトリミングすれば105mm相当まで望遠が伸びる事になる。
まぁぶっちゃけちゃうとTX1、RX100M3、X30の三台は中古市場価格がほぼ同一なのでどれを手にしても有り難く使うのだろう。幅広い表現が実現出来るTX1(換算25~250mm)、ブランド力のRX100M3、持つ喜びを感じるのX30と言う事になる。
TX1は換算25-250mmとどんな風景もどんと来い。お散歩写真、観光旅行、各種行事、トレッキング旅、どんなシチュエーションにも耐えられる。これは非常に魅力的だ。テレ側のF値もF5.9なので十分の明るさを持っていると言えよう。センサーの性能はSonyと比較して見劣る事もなさそう。高倍率ズームレンズなので描写力は等倍で確認すると割とガッカリする?、そこをどう思うかだろう。
さて、この手のコンデジの高感度耐性について。
「どのカメラもA3プリント前提ならば全く問題はなく、RAWから現像すれば私ならISO3200までは積極的に使うし、景色によってはもう一段上げても行ける!」
こう書くと「ホントかよ!?」と思うでしょ?。ホントなんですよ!。Pentax MX-1を所持していた時期があった。1200万画素の1/1.7型センサーはRAW現像すればISO1600でもへっちゃらだった。
おやおや、Pentax MX-1がやってきた その6 高感度域の描写は?
本日のトップ写真、そのMX-1で撮影している。ISO感度は640でカラーノイズだけ削除すれば輝度ノイズの補正は特に不要。勿論、多少ザラザラしているが、A3プリントなら気が付かないレベルだろう。
結局、このカメラ、EVFがないのとコンデジの癖してアホみたいに重たいので1年くらいでサヨナラ~。でもレンズ、センサー共に描写力は悪くなかった。だからX-30のセンサーはMX-1の1.3倍の面積、TX1、RX100M3は2.6倍だ。だからMX-1より劣っている筈はなく、高感域が垂れる筈もない。
実際に各カメラのISO1600~ISO12800のRAWサンプルを何枚かダウンロードし、RawTherapeeで現像した結果、風景によってはISO12800でも平気です!。
Panasonic Lumix DMC-TZ100 Sample Images
TZ100はTX-1の海外名だ。上のレビューサイトをスクロールすると「Sample RAW Images」があり、そこのISO12800で撮影された教会?、の写真。これをRawTherapeeで現像すれば、勿論、ディテールはある程度失われるが、この手の風景に詳細なディテールは不要であり、A3よりもワンサイズ大きなA2プリントでも行けるんじゃないか?、それくらいまでに仕上げられた。
例えばこの教会の床にペルシャ絨毯が敷かれていて、工芸品としてのディテールを!、ってならISO1600が限度だろう。でもそうじゃなく、教会と言う雰囲気を楽しむ写真でしょう?。ISO12800でも問題ない!。
この写真、画質が悪いのは無理矢理感度をISO12800に上げる為にF8まで絞っているからじゃないかな?。換算25mmで撮影しているのらもっと絞りを開けなくちゃ。小絞りボケでそもそもディテールはちょっと失われているのだろう。
RX100M3も同じくPhotography Blogのサンプルを再現像してみた。
Sony Cyber-shot DSC-RX100 III Sample Images
超高感度域で撮影されたのが本棚写真しかないので断言は出来ないのが、ISO12800での画質レベルはTX-1とさほど違いはないと思う。但し、面白い事にLightroom(Camera Raw)で現像するとRX100M3の方が楽にノイズを消せるのだが、RawTherapeeで現像するとTX1はRX100M3とイコール、もしくはそれ以上の結果が出るんだ。TX1はデモザイクアルゴリズムに「AMaZE」でなく「LMMSE」を使うと劇的にノイズが減るのが判った(RX100M3はどのアルゴリズムを使っても大きな変化はない)。
さすがに両機とも「ISO12800でも使えるよ」ってだけで心情としてはISO6400、可能ならばISO3200以下で写したいところか?。そうなればTX1もRX100M3もイコールのクオリティを持っている。
X30は2/3型センサーで1200万画素しかないので同じ土俵では語れないのとPhotography BlogにRAWサンプルがなかったので他でISO3200の像を見つけて、せっかくなので同じくRawTherapeeで現像してみた。
Gallery of Fujifilm X30 Sample Photos (RAW & SOOC JPGs)
上ページの一番下までスクロールするとGoogleの共有ドライブに接続し、RAWサンプルにリンク出来る。その中のイベント会場での写真、これがISO3200だ。さらにISO1600で撮影されたRAWサンプルも次のサイトで見つけた。
Fujifilm X30 Gallery
イギリス紳士みたいな銅像、これがISO1600像。うん、ISO1600もISO3200も全く問題ありませんな。カラーノイズだけ消せばノイズの粒が綺麗なのでフィルム粒子っぽくも見え、ノイズを積極的に消さずに少し残した方が良いと感じる程。そりゃぁそうだ。上述の通り、MX-1の小さな1/1.7型センサーでも私はISO1600でも平気で使うくらいだから・・・。
しかもFujifilmの凄いところはTX1もRX100M3も撮って出しJPGのノイズ処理は糞なんだな。なんでこんなに汚いのだろうと思ってしまう(勿論A3プリント程度なら気にならないのだろうが)。でもX30は撮って出しJPGが綺麗なのよ!。キッチリノイズも消しているし、ディテールもさほど失われていない。
X30に限っては逆光や半逆光と言った輝度差のある風景ではダイナミックレンジが欲しいのでRAWから再現像するべきだが、気楽に撮って出しJPGだけでも十分に楽しめそう。
な~るほど!。面白いねぇ。どの機種も素晴らしい!。X30とRX100M3は2014年、TX1は2016年の発売。だからすでに5~7年物のカメラなんだ。2021年の今でも一切の問題がなく使える。
妄想で遊ぶにせよ、夢のまた夢、そんな妄想は惨めになるだけ。だから妄想であってもゲットするのは中古モデル。お買い得感があるのは今も現行モデルであるRX100M3とTX1かな。X30はそんなに売れなかったのか、購入したユーザーが手放さない名機なのかとにかく中古の玉数が少ない。この記事執筆時、Camera Fanサイトで1機種見ただけ。
新型コロナ禍が収束したら・・・、秋以降の話となろうが、この三機種のうち、何か買いたいねぇ~。
トレッキングを趣味にするようになったからEVF搭載のコンデジが欲しいと書きまくっていたのを覚えておいでだろうか?。そこで「妄想上買うと決めたカメラ」がPanasonicのLumix DMC-TX1だった。だから上の文章、元々は「加えて中古のLumixのTX1、そんなセットの方が・・・」、そんな文言だった。
ところがTX1の中古相場を調べたところ思った程下がっていなかった。その値段だったらまだ現行品だから新品買った方がいいんじゃねぇか?、アマゾンとか楽天のタイムセールなどをくまなくチェックしたら安いの出てくるって!。
そこでTX1に代わり、中古市場で費用対効果が高いコンデジって何だろう?、と探していたらRX100M3にぶち当たった。発売年が2014年。それでも十分過ぎるスペック、機能を持っている。少なくとも山、トレッキングのお供には遜色ない。
勿論、最適機材はTX1、何しろ35mm判換算で250mmの望遠が使える。とは言え、トレッキングでそこまでの望遠が必要か?、と問われると「なければなくても良い」となるんだ。行程をスナップするのがメインなので換算70mmまであれば何とかなる。
このカメラの対抗馬はFujifilmのX30だろう。テレ側は換算で112mmと勝っているし、X30の優れている点はデザイン。これに尽きる!。これ程好みにマッチしたコンデジは今も昔もないと言える。でも欠点もある。今じゃ低画素?、1200万画素センサーに我慢出来るかどうか?。
だったら換算70mmまでしかないが2000万画素あるRX100M3の方が良いんじゃないか?。これを1200万画素にトリミングすれば換算で90mmくらい?、4K、800万画素までトリミングすれば105mm相当まで望遠が伸びる事になる。
まぁぶっちゃけちゃうとTX1、RX100M3、X30の三台は中古市場価格がほぼ同一なのでどれを手にしても有り難く使うのだろう。幅広い表現が実現出来るTX1(換算25~250mm)、ブランド力のRX100M3、持つ喜びを感じるのX30と言う事になる。
TX1は換算25-250mmとどんな風景もどんと来い。お散歩写真、観光旅行、各種行事、トレッキング旅、どんなシチュエーションにも耐えられる。これは非常に魅力的だ。テレ側のF値もF5.9なので十分の明るさを持っていると言えよう。センサーの性能はSonyと比較して見劣る事もなさそう。高倍率ズームレンズなので描写力は等倍で確認すると割とガッカリする?、そこをどう思うかだろう。
さて、この手のコンデジの高感度耐性について。
「どのカメラもA3プリント前提ならば全く問題はなく、RAWから現像すれば私ならISO3200までは積極的に使うし、景色によってはもう一段上げても行ける!」
こう書くと「ホントかよ!?」と思うでしょ?。ホントなんですよ!。Pentax MX-1を所持していた時期があった。1200万画素の1/1.7型センサーはRAW現像すればISO1600でもへっちゃらだった。
おやおや、Pentax MX-1がやってきた その6 高感度域の描写は?
本日のトップ写真、そのMX-1で撮影している。ISO感度は640でカラーノイズだけ削除すれば輝度ノイズの補正は特に不要。勿論、多少ザラザラしているが、A3プリントなら気が付かないレベルだろう。
結局、このカメラ、EVFがないのとコンデジの癖してアホみたいに重たいので1年くらいでサヨナラ~。でもレンズ、センサー共に描写力は悪くなかった。だからX-30のセンサーはMX-1の1.3倍の面積、TX1、RX100M3は2.6倍だ。だからMX-1より劣っている筈はなく、高感域が垂れる筈もない。
実際に各カメラのISO1600~ISO12800のRAWサンプルを何枚かダウンロードし、RawTherapeeで現像した結果、風景によってはISO12800でも平気です!。
Panasonic Lumix DMC-TZ100 Sample Images
TZ100はTX-1の海外名だ。上のレビューサイトをスクロールすると「Sample RAW Images」があり、そこのISO12800で撮影された教会?、の写真。これをRawTherapeeで現像すれば、勿論、ディテールはある程度失われるが、この手の風景に詳細なディテールは不要であり、A3よりもワンサイズ大きなA2プリントでも行けるんじゃないか?、それくらいまでに仕上げられた。
例えばこの教会の床にペルシャ絨毯が敷かれていて、工芸品としてのディテールを!、ってならISO1600が限度だろう。でもそうじゃなく、教会と言う雰囲気を楽しむ写真でしょう?。ISO12800でも問題ない!。
この写真、画質が悪いのは無理矢理感度をISO12800に上げる為にF8まで絞っているからじゃないかな?。換算25mmで撮影しているのらもっと絞りを開けなくちゃ。小絞りボケでそもそもディテールはちょっと失われているのだろう。
RX100M3も同じくPhotography Blogのサンプルを再現像してみた。
Sony Cyber-shot DSC-RX100 III Sample Images
超高感度域で撮影されたのが本棚写真しかないので断言は出来ないのが、ISO12800での画質レベルはTX-1とさほど違いはないと思う。但し、面白い事にLightroom(Camera Raw)で現像するとRX100M3の方が楽にノイズを消せるのだが、RawTherapeeで現像するとTX1はRX100M3とイコール、もしくはそれ以上の結果が出るんだ。TX1はデモザイクアルゴリズムに「AMaZE」でなく「LMMSE」を使うと劇的にノイズが減るのが判った(RX100M3はどのアルゴリズムを使っても大きな変化はない)。
さすがに両機とも「ISO12800でも使えるよ」ってだけで心情としてはISO6400、可能ならばISO3200以下で写したいところか?。そうなればTX1もRX100M3もイコールのクオリティを持っている。
X30は2/3型センサーで1200万画素しかないので同じ土俵では語れないのとPhotography BlogにRAWサンプルがなかったので他でISO3200の像を見つけて、せっかくなので同じくRawTherapeeで現像してみた。
Gallery of Fujifilm X30 Sample Photos (RAW & SOOC JPGs)
上ページの一番下までスクロールするとGoogleの共有ドライブに接続し、RAWサンプルにリンク出来る。その中のイベント会場での写真、これがISO3200だ。さらにISO1600で撮影されたRAWサンプルも次のサイトで見つけた。
Fujifilm X30 Gallery
イギリス紳士みたいな銅像、これがISO1600像。うん、ISO1600もISO3200も全く問題ありませんな。カラーノイズだけ消せばノイズの粒が綺麗なのでフィルム粒子っぽくも見え、ノイズを積極的に消さずに少し残した方が良いと感じる程。そりゃぁそうだ。上述の通り、MX-1の小さな1/1.7型センサーでも私はISO1600でも平気で使うくらいだから・・・。
しかもFujifilmの凄いところはTX1もRX100M3も撮って出しJPGのノイズ処理は糞なんだな。なんでこんなに汚いのだろうと思ってしまう(勿論A3プリント程度なら気にならないのだろうが)。でもX30は撮って出しJPGが綺麗なのよ!。キッチリノイズも消しているし、ディテールもさほど失われていない。
X30に限っては逆光や半逆光と言った輝度差のある風景ではダイナミックレンジが欲しいのでRAWから再現像するべきだが、気楽に撮って出しJPGだけでも十分に楽しめそう。
な~るほど!。面白いねぇ。どの機種も素晴らしい!。X30とRX100M3は2014年、TX1は2016年の発売。だからすでに5~7年物のカメラなんだ。2021年の今でも一切の問題がなく使える。
妄想で遊ぶにせよ、夢のまた夢、そんな妄想は惨めになるだけ。だから妄想であってもゲットするのは中古モデル。お買い得感があるのは今も現行モデルであるRX100M3とTX1かな。X30はそんなに売れなかったのか、購入したユーザーが手放さない名機なのかとにかく中古の玉数が少ない。この記事執筆時、Camera Fanサイトで1機種見ただけ。
新型コロナ禍が収束したら・・・、秋以降の話となろうが、この三機種のうち、何か買いたいねぇ~。

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