2019年01月21日 00:00

Olympus OM-D E-M5markII, M.Zuiko 12-50mmF3.5-6.3
Lightroom、Camera RAWのプロファイル、テンプレートとして働いてくれるVSCO Film、まだ使い始めて1年は経過していないものの、ほぼ1年と言う事で今感じている事を徒然なるままに・・・。
骨折をして自宅からほとんど出なかった時期、あまりにも暇なのでVSCO Filmの各種パッケージを見直してみたんだ。
骨折をして自宅からほとんど出なかった時期、あまりにも暇なのでVSCO Filmの各種パッケージを見直してみたんだ。
先ずVSCO Filmがどう言ったものなのか、これに関しては過去の記事を参照されたし。
VSCO Filmを導入! その14 まとめ
上の記事からVSCO Filmレビューの全てを参照出来る。
次にビックリ事項。読者の方からパソコン版のVSCO Filmの販売が終了する、そんな情報を頂いた。
VSCO Film Discontinued FAQ
2019年3月1日をもって販売を中止するそうだ。
購入しているVSCO Filmは2月28日までにライセンスキーを登録しない限り使えなくなる。勿論、すでにインストールが済んでいる場合は今後も使えるのだが・・・。
複数のパソコンにインストールした事がないので何とも言えないが、以前登録したライセンスキーが使えなかったらパソコンを買い換えた時にちょっと面倒だ。
VSCO Filmの中身は実行ファイルは存在せず、Lightroom、Camera RAWのプロファイルとテンプレートでしかないので仮に新しいパソコンにインストール出来なくても、今使っているパソコンから自分でそれらを纏め、新しいパソコンの然るべき場所にコピーするだけで使える。これは間違いない。
また手持ちカメラのプロファイルがVSCO側になくても平気。そもそもPentaxやLumixカメラなんて今でさえ無視されている。この場合、プロファイルはAdobe標準がセットされ、そこからVSCOが絵作りをしてくれる。プロファイルのありなしで発色やコントラストが異なるのは確かだが、そんなものは比較しない限り判らない。
だから私も普段はVSCOが用意したプロファイルは使わずにAdobe標準でプリセットされたVSCO Filmを使っていたりする。よって手持ちカメラや2019年発売のカメラがVSCO Filmに対応していなくても全く問題は無い。
しかし不思議だなぁ。スマホアプリにリソースを集中したいのは判る気もするが、今後も売れる可能性のある商品を何故販売中止にするのだろうか?。
毎年発表されるカメラのプロファイルを作る手間が惜しくなったのか?、それともLightroomの仕様に変更があり、現在のVSCO Filmのままだと将来使えなくなり、一から作り直さなくちゃならないからなのか?。はたまたユーザーから「このフィルムはこんな発色なんてしていない!」と言ったクレームが多数押し寄せ嫌気が差したか?。
どれもありえる話、いずれにせよパソコン版のVSCO Filmは2月28日までに購入、登録しないと使えなくなるので、もしこの商品に興味がおありならすぐにでも検討するべし。あと1ヶ月しか猶予は無い!。
さて、LightroomはVer7.2だか7.3から大量のプロファイルが追加された。今まではカメラ毎のプロファイルしかなかったのが、30種類くらいになったのか?、もっと多く50くらいあるかもしれない。それらを使えばぶっちゃけVSCO Filmは不要と言って良い。
VSCO Filmは各プロファイル、プリセットがフィルム名であるから発色を想像しやすいメリットがあり、ネイチャーならばFilm 04のリバーサルフィルム系を使おうとか、ポートレートならばFilm 07を使おうとか直感でセット出来るし、使った事のないフィルムでも例えばAgfaフィルムなら鮮やかな発色をしているだろうし、ポラロイドフィルムだったら色転びが多いのだろうなと判断出来、その辺非常に使いやすい。
しかし問題がお値段だ。ひとつのFilmパックが日本円で7千円。これはぶっちゃけ高過ぎる。7つ全部を買たら5万円でしょう?。私は知人から譲り受けたから良いもののさすがに全部買ったなんて人は全世界でもあまりいないのではなかろうか?。
さらに01~07のフィルムパックは芸能界で言ういわゆる「バーター」。つまりひとつの優れた人気のあるプロファイルに端にも棒にも掛からないしょ~もないプロファイルを抱き合わせて売っている訳だ。それが不快だと思う人は決して買わない。もしかすると私が思っているよりも遥かに販売数が少ないのかもしれない。
勿論、個人で好き好きがあり、例えば私はリバーサルフィルムファンだったのでFilm 04の多くのプロファイルは及第以上のレベルに達していると思う。しかしそれらを全て使うかと言うとノー。VSCO Filmをお使いの方でもひとつのFilmパックで利用するのはせいぜい3つくらいではなかろうか?。
私がFilm 04の中で使うのは次。
Astia 100F
Astia 100F Balance Cool
Astia 100F Balance Warm
Astia 100F-
Velvia 100
Velvia 100-
Velvia 100 Balance Cool
Velvia 100 Balance Warm
これだけ。Film 04は全部で50個くらいのテンプレートがあるが、その中で8個しか使わない。もしVSCOの定める価格で買っていたら1個900円。高いでしょう?。
この他、最近頻繁に使っているのが・・・。
Film 05のKodak Gold 100。フィルム時代、世の中で一番安く売られている?、そんな普及タイプのフィルムだったが、これがデジタルになると面白い。コントラストが高いのだけど何故か郷愁を感じる。Film 07のAgfa Ultra 50は妙に空が青くなるんだ。それでいてFilm 04のようなケバケバしさがなく、都市風景ではほとんどこれ。
Film 05もFilm 07もそれぞれ多数のプロファイル、テンプレートがあるが、Kodak Godl 100やAgfa Ultra 50を使う為だけに7千円?、いや、この2つを使いたいとFilm 05、07の両方を買うから1万4千円!。普通の思考じゃ無理無理。
一番お買い得だと感じたのはFilm 05だ。郷愁をイメージさせる風景では多くのプロファイルが使える。しかもそれが本当にネガフィルムから現像、プリントしたような発色をしてくれる。何て言うのかなぁ、リバーサルフィルムのような深さはないのだが、あっさりともしておらず、粘っこいとでも言おうか?。これぞネガフィルム、そんな発色。
Film 05は100種類以上プロファイルがありそうで、さすがに全部は試していないが、これを書きながら一通りチェックした限り、どれも使えるレベルにある(私が好むと言う意味)。Agfa Vista 800はWarm系を除けば上手に青に転んでくれており、私のイメージにピッタリだし、他のプロファイルも下町、里山、廃墟と言った昭和風景でかなり使える。
ポートレートや人物スナップを撮るカメラマンならFilm 01、Film 02はフェイバリットパッケージかもしれないが、私のように人物は撮らないタイプの人間には不要なのと、このふたつはFilm 05とFilm 07で代替が可能だと思う。またFIlm 03とFilm 06はLightroomに加わったプロファイルで似たような発色を作り出せ、それで十分賄えるから不要だと感じる。
そのLightroomに加わったプロファイル。アーティスティック8種、ビンテージ10種、モダン10種、白黒17種であるが、Adobeらしいとでも言おうか?。どれも80点主義なんだ。大胆さが足りないとでも言おうか?。そのプロファイルを元に色々といじってやらないと写真に凄みが出ない。だからこれらを使うのならFilm 05を使った方が手っ取り早い。
今日の写真はFilm 05からと思わせておいて・・・。Film 04の中で、いやVSCO Film全体の中で一番派手で高コントラストの絵を出してくれるであろうFuji Fortia SPを使っている。
この日の撮影は糞寒かったなぁ。この辺りは崖のあちこちから湧水が流れ出ていたが、完全な日陰部分だとチョロチョロ湧水は凍りつき、跳ね返った水も凍って辺りの草などがカッチカッチになっていた。
VSCO Filmを導入! その14 まとめ
上の記事からVSCO Filmレビューの全てを参照出来る。
次にビックリ事項。読者の方からパソコン版のVSCO Filmの販売が終了する、そんな情報を頂いた。
VSCO Film Discontinued FAQ
2019年3月1日をもって販売を中止するそうだ。
購入しているVSCO Filmは2月28日までにライセンスキーを登録しない限り使えなくなる。勿論、すでにインストールが済んでいる場合は今後も使えるのだが・・・。
複数のパソコンにインストールした事がないので何とも言えないが、以前登録したライセンスキーが使えなかったらパソコンを買い換えた時にちょっと面倒だ。
VSCO Filmの中身は実行ファイルは存在せず、Lightroom、Camera RAWのプロファイルとテンプレートでしかないので仮に新しいパソコンにインストール出来なくても、今使っているパソコンから自分でそれらを纏め、新しいパソコンの然るべき場所にコピーするだけで使える。これは間違いない。
また手持ちカメラのプロファイルがVSCO側になくても平気。そもそもPentaxやLumixカメラなんて今でさえ無視されている。この場合、プロファイルはAdobe標準がセットされ、そこからVSCOが絵作りをしてくれる。プロファイルのありなしで発色やコントラストが異なるのは確かだが、そんなものは比較しない限り判らない。
だから私も普段はVSCOが用意したプロファイルは使わずにAdobe標準でプリセットされたVSCO Filmを使っていたりする。よって手持ちカメラや2019年発売のカメラがVSCO Filmに対応していなくても全く問題は無い。
しかし不思議だなぁ。スマホアプリにリソースを集中したいのは判る気もするが、今後も売れる可能性のある商品を何故販売中止にするのだろうか?。
毎年発表されるカメラのプロファイルを作る手間が惜しくなったのか?、それともLightroomの仕様に変更があり、現在のVSCO Filmのままだと将来使えなくなり、一から作り直さなくちゃならないからなのか?。はたまたユーザーから「このフィルムはこんな発色なんてしていない!」と言ったクレームが多数押し寄せ嫌気が差したか?。
どれもありえる話、いずれにせよパソコン版のVSCO Filmは2月28日までに購入、登録しないと使えなくなるので、もしこの商品に興味がおありならすぐにでも検討するべし。あと1ヶ月しか猶予は無い!。
さて、LightroomはVer7.2だか7.3から大量のプロファイルが追加された。今まではカメラ毎のプロファイルしかなかったのが、30種類くらいになったのか?、もっと多く50くらいあるかもしれない。それらを使えばぶっちゃけVSCO Filmは不要と言って良い。
VSCO Filmは各プロファイル、プリセットがフィルム名であるから発色を想像しやすいメリットがあり、ネイチャーならばFilm 04のリバーサルフィルム系を使おうとか、ポートレートならばFilm 07を使おうとか直感でセット出来るし、使った事のないフィルムでも例えばAgfaフィルムなら鮮やかな発色をしているだろうし、ポラロイドフィルムだったら色転びが多いのだろうなと判断出来、その辺非常に使いやすい。
しかし問題がお値段だ。ひとつのFilmパックが日本円で7千円。これはぶっちゃけ高過ぎる。7つ全部を買たら5万円でしょう?。私は知人から譲り受けたから良いもののさすがに全部買ったなんて人は全世界でもあまりいないのではなかろうか?。
さらに01~07のフィルムパックは芸能界で言ういわゆる「バーター」。つまりひとつの優れた人気のあるプロファイルに端にも棒にも掛からないしょ~もないプロファイルを抱き合わせて売っている訳だ。それが不快だと思う人は決して買わない。もしかすると私が思っているよりも遥かに販売数が少ないのかもしれない。
勿論、個人で好き好きがあり、例えば私はリバーサルフィルムファンだったのでFilm 04の多くのプロファイルは及第以上のレベルに達していると思う。しかしそれらを全て使うかと言うとノー。VSCO Filmをお使いの方でもひとつのFilmパックで利用するのはせいぜい3つくらいではなかろうか?。
私がFilm 04の中で使うのは次。
Astia 100F
Astia 100F Balance Cool
Astia 100F Balance Warm
Astia 100F-
Velvia 100
Velvia 100-
Velvia 100 Balance Cool
Velvia 100 Balance Warm
これだけ。Film 04は全部で50個くらいのテンプレートがあるが、その中で8個しか使わない。もしVSCOの定める価格で買っていたら1個900円。高いでしょう?。
この他、最近頻繁に使っているのが・・・。
Film 05のKodak Gold 100。フィルム時代、世の中で一番安く売られている?、そんな普及タイプのフィルムだったが、これがデジタルになると面白い。コントラストが高いのだけど何故か郷愁を感じる。Film 07のAgfa Ultra 50は妙に空が青くなるんだ。それでいてFilm 04のようなケバケバしさがなく、都市風景ではほとんどこれ。
Film 05もFilm 07もそれぞれ多数のプロファイル、テンプレートがあるが、Kodak Godl 100やAgfa Ultra 50を使う為だけに7千円?、いや、この2つを使いたいとFilm 05、07の両方を買うから1万4千円!。普通の思考じゃ無理無理。
一番お買い得だと感じたのはFilm 05だ。郷愁をイメージさせる風景では多くのプロファイルが使える。しかもそれが本当にネガフィルムから現像、プリントしたような発色をしてくれる。何て言うのかなぁ、リバーサルフィルムのような深さはないのだが、あっさりともしておらず、粘っこいとでも言おうか?。これぞネガフィルム、そんな発色。
Film 05は100種類以上プロファイルがありそうで、さすがに全部は試していないが、これを書きながら一通りチェックした限り、どれも使えるレベルにある(私が好むと言う意味)。Agfa Vista 800はWarm系を除けば上手に青に転んでくれており、私のイメージにピッタリだし、他のプロファイルも下町、里山、廃墟と言った昭和風景でかなり使える。
ポートレートや人物スナップを撮るカメラマンならFilm 01、Film 02はフェイバリットパッケージかもしれないが、私のように人物は撮らないタイプの人間には不要なのと、このふたつはFilm 05とFilm 07で代替が可能だと思う。またFIlm 03とFilm 06はLightroomに加わったプロファイルで似たような発色を作り出せ、それで十分賄えるから不要だと感じる。
そのLightroomに加わったプロファイル。アーティスティック8種、ビンテージ10種、モダン10種、白黒17種であるが、Adobeらしいとでも言おうか?。どれも80点主義なんだ。大胆さが足りないとでも言おうか?。そのプロファイルを元に色々といじってやらないと写真に凄みが出ない。だからこれらを使うのならFilm 05を使った方が手っ取り早い。
今日の写真はFilm 05からと思わせておいて・・・。Film 04の中で、いやVSCO Film全体の中で一番派手で高コントラストの絵を出してくれるであろうFuji Fortia SPを使っている。
この日の撮影は糞寒かったなぁ。この辺りは崖のあちこちから湧水が流れ出ていたが、完全な日陰部分だとチョロチョロ湧水は凍りつき、跳ね返った水も凍って辺りの草などがカッチカッチになっていた。

次回からは色々なプロファイルを使って発色を確認して行きたい。

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