2022年10月17日 00:00
まだまだ、、、
「こんな手法を使うとこうなるぜ!」
なる小技が幾つもあるが、一連の記事、ひとつ完成させるのにどれくらい時間が掛かるか!。仕事側、文字の入力はブラインドタッチで相当なスピードでパチパチと打ち込めるが、今回のようなHOWTO記事は構成、実際の現像結果を含め、文章や画像なども挿入したりとかなり大変で、時間に余裕がある時しか書けないネタ。よってひとまず終了。(下書きしたものを除いて)次にこの手のネタを書くのは年末年始かなぁ~。
さて!、今日は青の要素が少ない空をあ~ら、不思議、ドピーカンにしちゃったぜ!、なる写真を2組紹介したい。
「こんな手法を使うとこうなるぜ!」
なる小技が幾つもあるが、一連の記事、ひとつ完成させるのにどれくらい時間が掛かるか!。仕事側、文字の入力はブラインドタッチで相当なスピードでパチパチと打ち込めるが、今回のようなHOWTO記事は構成、実際の現像結果を含め、文章や画像なども挿入したりとかなり大変で、時間に余裕がある時しか書けないネタ。よってひとまず終了。(下書きしたものを除いて)次にこの手のネタを書くのは年末年始かなぁ~。
さて!、今日は青の要素が少ない空をあ~ら、不思議、ドピーカンにしちゃったぜ!、なる写真を2組紹介したい。
トップ写真、これのオリジナル、カメラの撮って出しJPGが次だ。
どうよ?。例によって判り易く普段より大胆に発色を変えているが、ここまで変化してくれちゃう。
まぁ個人的にはこの風景はここまで鮮やかだと違う気がしており、例えば次のようなクール系に振り、かつ彩度がちょいと低い、そんな現像処理ではどうだろうか?。
まぁ個人的にはこの風景はここまで鮮やかだと違う気がしており、例えば次のようなクール系に振り、かつ彩度がちょいと低い、そんな現像処理ではどうだろうか?。
続いて、銚子電鉄の風景から・・・。
これの撮って出しJPGが下。
雲のない濁った空を真っ青にするのならLightroomやPhotoshopが一番楽!。空だけマスクして塗り絵しちゃえば良いのだから・・・。マスクせずとも段階フィルターを使っての塗り絵でもかなりこれに近い状態になってくれる。
RawTherapeeでも「ローカル調整」と言うタブから似たような事が出来る。銚子電鉄の写真を例に取れば次のように矩形で範囲設定をし、「色と明るさ-小さな不良」で「明るさ」と「コントラスト」を下げ、「色度」を上げれば良い。
RawTherapeeでも「ローカル調整」と言うタブから似たような事が出来る。銚子電鉄の写真を例に取れば次のように矩形で範囲設定をし、「色と明るさ-小さな不良」で「明るさ」と「コントラスト」を下げ、「色度」を上げれば良い。
今日の2枚の写真のように構図中に人工物があり、かつ青の要素を含んでいる物体があった場合はこの「ローカル調整」が非常に有効である。また「RGBカーブ」や「L*a*b*調整」でも明るさに応じて作用を強めたり弱めたりすれば何とかなる場合も多い。
この時の注意点としてどのモジュールを使っても、、、
「色や明るさを大胆に変更すると色ノイズが出てくるのでそれをしっかりと処理する事」
である。特に空に単色で塗り絵っぽい青を乗せると低感度でもノイズまみれになる時があるので必ず等倍にして確認しよう!。
「ローカル調整」、これはかなり使えるツール群だ。ゴミ取りは勿論の事(これはすでに独立したモジュールになっており、ディテールタブにある)、部分的に色やコントラスト、ノイズ量を変更させられるし、今まで存在しなかった機能のひとつ、フィルム粒状のシミュレーションもやってくれる。しかもローカル(局所)なのに設定によって構図全体に処理を掛けられたりもする。
ただ、残念なのが範囲設定が楕円と長方形しか選べず、例えば構図の対角線上、斜めに部分設定したいと言った作業が出来ない。その辺はLightroomの方が上。
それでも例えば温かみを持たせたい、それでもホワイトバランスをアンバーに振ると空の色も濁ってしまう。それが曇天ならば気にならないが、ドピーカンであったらそこは青のままにしたいでしょう?。そこで「ローカル調整」なんだ。地上部分を長方形で範囲設定にしてアンバーにするか、空を範囲設定してクールに降るか・・・。次はそれを実行した風景である。
この時の注意点としてどのモジュールを使っても、、、
「色や明るさを大胆に変更すると色ノイズが出てくるのでそれをしっかりと処理する事」
である。特に空に単色で塗り絵っぽい青を乗せると低感度でもノイズまみれになる時があるので必ず等倍にして確認しよう!。
「ローカル調整」、これはかなり使えるツール群だ。ゴミ取りは勿論の事(これはすでに独立したモジュールになっており、ディテールタブにある)、部分的に色やコントラスト、ノイズ量を変更させられるし、今まで存在しなかった機能のひとつ、フィルム粒状のシミュレーションもやってくれる。しかもローカル(局所)なのに設定によって構図全体に処理を掛けられたりもする。
ただ、残念なのが範囲設定が楕円と長方形しか選べず、例えば構図の対角線上、斜めに部分設定したいと言った作業が出来ない。その辺はLightroomの方が上。
それでも例えば温かみを持たせたい、それでもホワイトバランスをアンバーに振ると空の色も濁ってしまう。それが曇天ならば気にならないが、ドピーカンであったらそこは青のままにしたいでしょう?。そこで「ローカル調整」なんだ。地上部分を長方形で範囲設定にしてアンバーにするか、空を範囲設定してクールに降るか・・・。次はそれを実行した風景である。
この写真の「凄さ?」は単に地上と空を二分割しているだけだが、空だけをクールにしており、上部に構図されている高層ビルはアンバーのままなんだ。
次の写真は「ローカル調整」で複数の部分調整を追加し、色々とあ~だこ~だ処理したもの。しょぼい発色のオリジナルを見たらビックリするだろう。
この機能が備わったからこそLightroomの代替として自信を持ってお勧め出来るようになった。
次の写真は「ローカル調整」で複数の部分調整を追加し、色々とあ~だこ~だ処理したもの。しょぼい発色のオリジナルを見たらビックリするだろう。
この機能が備わったからこそLightroomの代替として自信を持ってお勧め出来るようになった。
さらにLightroomにはない機能、それが「L*a*b*調整」だ。加えて「トーンカーブ」も単に明るさを変更するだけでなく、彩度や輝度を変更するモードとして使え、これらを駆使するとLightroomよりも大胆な画作りが出来たりもする。
これらの機能がもし無かったら単なる「プアマンズライトルーム」でしか無く、、、
「ケチケチ星人の俺でさえ月々千円だかでLightroomとPhotoshopを使っているのだから、みんなもそれくらい費やそうぜ!」
と言い切る。しかしこれらの独自のモジュールが非常に使い勝手が良く、普段は私も面倒臭いからLightroomで現像しているが、「ここぞ!」なんて時はRawTherapeeがご出陣なのだった。今回のように空を無理矢理青くするなんて時はLightroomは使わないなぁ~(最終的にTIFF保存をして、LightroomかPhotoshopで細かい調整はするが・・・)。
トップ写真、これをどうやって作っているかと言うと・・・。
「ローカル調整」で空と地上を分けてクール、アンバーにしているように見えるが、そうでない。使っているのは「RGBカーブ」と「L*a*b*調整」だけ。
「RGBカーブ」のBチャンネルで明るい部分だけに青を出し、Rチャンネルは反対に暗い部分で赤を濃くさせているだけ。さらにGチャンネルをほんの少しいじって空をより深い青にしている(だから良く見ると鬼の角の部分は青系になっている)。そして「L*a*b*調整」で赤と青をより濃くこってりになるように設定しているだけ。
まれに彩度の高い写真を作ろうと思うと赤色が飽和してしまう時がある。撮って出しJPGで飽和した赤を皆さんも見た事があるでしょう?。自分で現像処理をしても赤がどうにも飽和する時がある。
そんな時に「RGBカーブ」で飽和している部分の明るさにある赤の要素を減らしてやれば簡単に修正出来るし、「L*a*b*調整」で赤色の特性、濃くしたり浅くしたり、色相で色転びさせたりも可能だ。
次の写真がまさにそれ。撮って出しJPG(Vivid)ですら飽和しているのだから、フィルムシミュレーションでVelvia 100 genericをセット、DCPトーンカーブをオンにした瞬間にアウト!。赤の飽和を抑えるには幾つか方法があるが、手っ取り早いのが「RGBカーブ」なんだ。
これらの機能がもし無かったら単なる「プアマンズライトルーム」でしか無く、、、
「ケチケチ星人の俺でさえ月々千円だかでLightroomとPhotoshopを使っているのだから、みんなもそれくらい費やそうぜ!」
と言い切る。しかしこれらの独自のモジュールが非常に使い勝手が良く、普段は私も面倒臭いからLightroomで現像しているが、「ここぞ!」なんて時はRawTherapeeがご出陣なのだった。今回のように空を無理矢理青くするなんて時はLightroomは使わないなぁ~(最終的にTIFF保存をして、LightroomかPhotoshopで細かい調整はするが・・・)。
トップ写真、これをどうやって作っているかと言うと・・・。
「ローカル調整」で空と地上を分けてクール、アンバーにしているように見えるが、そうでない。使っているのは「RGBカーブ」と「L*a*b*調整」だけ。
「RGBカーブ」のBチャンネルで明るい部分だけに青を出し、Rチャンネルは反対に暗い部分で赤を濃くさせているだけ。さらにGチャンネルをほんの少しいじって空をより深い青にしている(だから良く見ると鬼の角の部分は青系になっている)。そして「L*a*b*調整」で赤と青をより濃くこってりになるように設定しているだけ。
まれに彩度の高い写真を作ろうと思うと赤色が飽和してしまう時がある。撮って出しJPGで飽和した赤を皆さんも見た事があるでしょう?。自分で現像処理をしても赤がどうにも飽和する時がある。
そんな時に「RGBカーブ」で飽和している部分の明るさにある赤の要素を減らしてやれば簡単に修正出来るし、「L*a*b*調整」で赤色の特性、濃くしたり浅くしたり、色相で色転びさせたりも可能だ。
次の写真がまさにそれ。撮って出しJPG(Vivid)ですら飽和しているのだから、フィルムシミュレーションでVelvia 100 genericをセット、DCPトーンカーブをオンにした瞬間にアウト!。赤の飽和を抑えるには幾つか方法があるが、手っ取り早いのが「RGBカーブ」なんだ。
カラータブの「HSVイコライザ」でも色を自在に変えられるし、「DCPトーンカーブ」のオンオフによって写真の性格そのものが大きく変化するので色々と試すと良いだろう。
また、「フィルムシミュレーション」はDxO Filmpackのパクリだと確信しており、安心して使える。
「これって本当にフィルムを模倣しているの?」
そんな疑問には、、、
「DxOの考えるフィルム色だから間違いはない!」
と考えていれば良いのだ。ド派手で行きたいのなら「Velvia 100 Generic」の一択だし、程良いこってり感を出すのなら「Kodachrome 64 Generic」。反対に地味にしたいのなら幾つかのネガフィルムから選べば良い。
またこのフィルムシミュレーションは有志によってFujifilmデジタルカメラのフィルムシミュレーションもシミュレーションしており、デジタルなFujifilmのベルビア、プロビア、アスティア、クラシッククロームなどが他社のカメラでも利用出来る。
でもフィルムシミュレーションで好み、イメージに近いフィルムをセットして終わり。それじゃぁつまらない。そこからさらに追求し、自分なりの発色を作り上げる事に意義がある!。だからしつこいようだが、DCPトーンカーブのオンオフは重要なのだ。Lightroomは常にオンだからオフの状態からスタート出来るのがRawTherapee!。
このように一連のネタで紹介した「ローカル調整」、「RGBカーブ」、「L*a*b*調整」、「HSVイコライザ」、「フィルムシミュレーション」、「トーンカーブ」、「DCPトーンカーブ」を駆使すれば色々と試行錯誤しながらの作業となるので時間は掛かるが、渾身の一枚を作り上げられる。Lightroomだけが万能ではないのである。
あとは、、、
「RawTherapeeを極めてやるぞ!」
そんな「やる気」である。判らない事があったらインターネットで調べりゃ良いだけだし、それでも判らなかったら、自分で色々とあちこち操作してみれば理解出来てくる。機能を理解しないまま、間違った用途で使っていたとしてもそれで結果が良ければ問題なし。頑張れば撮って出しJPGではどうにも表現出来ずボツになった写真をアート作品にまで昇華させられる。
さて!、RawTherpaeeネタにあまりにも時間を費やしたので、録画したビデオも溜まりに溜まっており見なくちゃならない。そして本記事が掲載される頃、全てが順調であれば紅葉の旅に出ているのと旅を終えたら土日返上のお仕事なので少々ネタの更新をお休みする。少々と言っても通常更新を2回飛ばすくらいか?。その後、まだ解説しきれていないRawTherapeeネタを3つ4つくらいかな?、放り込もうと考えている。
また、「フィルムシミュレーション」はDxO Filmpackのパクリだと確信しており、安心して使える。
「これって本当にフィルムを模倣しているの?」
そんな疑問には、、、
「DxOの考えるフィルム色だから間違いはない!」
と考えていれば良いのだ。ド派手で行きたいのなら「Velvia 100 Generic」の一択だし、程良いこってり感を出すのなら「Kodachrome 64 Generic」。反対に地味にしたいのなら幾つかのネガフィルムから選べば良い。
またこのフィルムシミュレーションは有志によってFujifilmデジタルカメラのフィルムシミュレーションもシミュレーションしており、デジタルなFujifilmのベルビア、プロビア、アスティア、クラシッククロームなどが他社のカメラでも利用出来る。
でもフィルムシミュレーションで好み、イメージに近いフィルムをセットして終わり。それじゃぁつまらない。そこからさらに追求し、自分なりの発色を作り上げる事に意義がある!。だからしつこいようだが、DCPトーンカーブのオンオフは重要なのだ。Lightroomは常にオンだからオフの状態からスタート出来るのがRawTherapee!。
Olympusカメラを使用していた場合、DCPトーンカーブをオフにすると実質1段、見た目1.5EV程のアンダーの写真が出てくる。これはしょ~がない(他社でもおおよそO.5EVはアンダーな写真になる)。何しろOlympusの適正露出は最初から-1EVされているからだ。それをカメラ内の画像処理エンジンで中間部分をプッシュして+1EVしてプラマイゼロにしているに過ぎない。
何故そんな事をしているか?。多分、m4/3センサーは昔からハイライトが白飛びし易く、だから露出がオーバー気味だと多くの写真で白飛びが発生してしまう。だから敢えて1段アンダーの写真を記録している。RawTherapeeはメーカーのそんな手段は無視するので1段アンダー、そしてフラットな像をデフォルトで表示させるので1.5段程のドアンダー写真を見せられるんだ。
何故そんな事をしているか?。多分、m4/3センサーは昔からハイライトが白飛びし易く、だから露出がオーバー気味だと多くの写真で白飛びが発生してしまう。だから敢えて1段アンダーの写真を記録している。RawTherapeeはメーカーのそんな手段は無視するので1段アンダー、そしてフラットな像をデフォルトで表示させるので1.5段程のドアンダー写真を見せられるんだ。
このように一連のネタで紹介した「ローカル調整」、「RGBカーブ」、「L*a*b*調整」、「HSVイコライザ」、「フィルムシミュレーション」、「トーンカーブ」、「DCPトーンカーブ」を駆使すれば色々と試行錯誤しながらの作業となるので時間は掛かるが、渾身の一枚を作り上げられる。Lightroomだけが万能ではないのである。
あとは、、、
「RawTherapeeを極めてやるぞ!」
そんな「やる気」である。判らない事があったらインターネットで調べりゃ良いだけだし、それでも判らなかったら、自分で色々とあちこち操作してみれば理解出来てくる。機能を理解しないまま、間違った用途で使っていたとしてもそれで結果が良ければ問題なし。頑張れば撮って出しJPGではどうにも表現出来ずボツになった写真をアート作品にまで昇華させられる。
さて!、RawTherpaeeネタにあまりにも時間を費やしたので、録画したビデオも溜まりに溜まっており見なくちゃならない。そして本記事が掲載される頃、全てが順調であれば紅葉の旅に出ているのと旅を終えたら土日返上のお仕事なので少々ネタの更新をお休みする。少々と言っても通常更新を2回飛ばすくらいか?。その後、まだ解説しきれていないRawTherapeeネタを3つ4つくらいかな?、放り込もうと考えている。
今回使用しているRawThepraeeは開発バージョン、Ver5.8.3124を使用しており、もしかすると正規版であるVer5.8にはない機能もあるかもしれない。
最新の開発バージョンを手に入れるには、、、
/keybase/public/gaaned92/RTW64NightlyBuilds
Windowsユーザーはこの中の「RawThepraee_dev_5.8xxxxx~~_W64_generic_xxxxx」、こういう名のファイルをダウンロードしよう。
※2022年10月22日現在、「RawTherapee_release-5.9_5.8-3165-g190f11b12_W64_generic_221012.7z」が最新だ。恐らく近々正式版Ver5.9が発表されると思われる
またRawTherapeeから派生したART a fork of RawTherapeeはマスク処理はかなりLightroomに近く複雑な作業も出来そうだが、L*a*b*調整の機能が何故かフル装備されてなく、私には使いづらくてしょ~がない。
最新の開発バージョンを手に入れるには、、、
/keybase/public/gaaned92/RTW64NightlyBuilds
※2022年10月22日現在、「RawTherapee_release-5.9_5.8-3165-g190f11b12_W64_generic_221012.7z」が最新だ。恐らく近々正式版Ver5.9が発表されると思われる
またRawTherapeeから派生したART a fork of RawTherapeeはマスク処理はかなりLightroomに近く複雑な作業も出来そうだが、L*a*b*調整の機能が何故かフル装備されてなく、私には使いづらくてしょ~がない。

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