と・・・、その前に腰痛情報。
徐々に回復している。痛みのない範囲で家の周辺をウロついているからか筋力も備わってきた(それでも通常の半分くらいで階段の上り下りは手すりで介助しないと駄目)。
歩行の限界は500メートルくらい。その距離なら歩幅を広げスピードもそこらの女の子くらいなら追いつける。歩こうと思えばそれ以上歩けそうだがじわじわと左尻と左脛が鈍痛に見舞われるので無理はしてない。
その代わり、1日に3~4回500メートルを目処に歩行訓練。コンビニの往復距離なのでちょうど良い(4回もコンビニに行っている訳ではないが(笑))。また自転車は軽く漕いでいる分には痛みが出ないので平地を2キロくらい走ったりもしている。
痛みの度合いは、今回の腰痛のマックスを10とすると家でのんびりしている時は3くらい。そして歩くと5、少し無理したなと思うと相変わらず7まで上がるが、その時だけはアセトアミノフェンを3錠ブチ込む。
ストレッチの効果は絶大で尻、股関節、わき腹、太ももの表裏、ふくらはぎ、脛の筋肉、この辺りを数時間置きにストレッチしていたお陰で足への圧迫感は大幅に減少している。血管が詰まったような痙攣はもはや過去のもの。痺れの面積も減り今は左脛の筋肉部分だけ。
ただ、ストレッチのし過ぎで左足の股関節の筋を痛めてしまった(笑)。筋は適度に伸ばしていれば徐々に柔軟性を帯びてくるが、一気に無理に伸ばすと脳がやばいと感じ以前にも増して収縮してしまうそうで、現在左足の股関節は凝り固まってロックされているような状態。自分ではどうにもならず、明日整骨院で状態を診て頂こうと思っている。治るのに1週間くらいかかるかも。
嬉しいのは、いつからだろう、気が付いたら背筋が伸びている。今まで尻の筋肉(梨状筋か?)から背中に掛けての痛みのせいで立っていても歩行していてもおじいちゃんのような前屈み姿勢だったのが、今はしっかりと胸を張っての歩行が可能になった。だから背中を反らす運動、ストレッチであるマッケンジー体操が出来るようになった。
では本題へ。
Sonyのレンズ紹介サイトを見ると「なんだよ、仰山あるじゃないか!」と思うけど・・・。
Eマウントレンズ - ソニー製品情報
びっくりしたね。Sony α7に使えるレンズは商品名に「FE」がないと駄目なんだ。するとどうだろう。本記事を下書きしている2015年7月中旬現在、、、
FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS(希望小売価格148,000円)
FE PZ 28-135mm F4 G OSS(同300,000円)
Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS(同158,000円)
FE 70-200mm F4 G OSS(同158,000円)
FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS(同59,000円)
Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS(同126,000円)
Distagon T* FE 35mm F1.4 ZA(同220,000円)
FE 28mm F2(同65,000円)
Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA(同99,000円)
Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA(同84,000円)
FE 90mm F2.8 Macro G OSS(同148,000円)
11本しかないし、そのうち(希望小売価格だが)10万円以下のレンズがたったの4本。これってKyocoera時代のContax、Zeissを思い出しちゃった。あの頃は見栄を張ってかなりのレンズを集めていたが、もうそんな事は出来ないし、Sonyが今後もこの価格でレンズを出していたらKyoceraの二の舞になるんじゃないかと心配してしまう。
結局KyoceraのContaxが失敗したのってAFにしたNシリーズの大コケではあるが、なんだかんだとレンズが馬鹿高いからでしょう。Nシリーズのレンズなんてそれこそボッタクリだったよね。一握りの人間にしか買えない。
現時点で撒き餌レンズがα7のキットレンズであるFE28-70mmF3.5-5.6とFE28mmF2しかない。そんなシステム誰が買うの!(金持ちが買うんだろうけど・・・)。
いずれZeissブランドでもGシリーズでもないFE28mmF2のような50mm、135mm、はたまた70-300mmくらいの撒き餌レンズが発表されるのだろうが、それがいつになるのか?。
だってZeissブランドでもEマウントの85mmF1.4や135mmF2、200mmF2.8は必要だろうからきっと開発している筈。設計はZeissだとしても製造はSonyでしょ?。撒き餌レンズなんて後回しな気がしてならない。
KyoceraのZeissブランドだってPlanar 50mmF1.4、Planar 50mmF1.7(F1.8だっけ?)、Distagon 35mmF2.8、Sonnar 85mmF2.8、Sonnar 135mmF2.8、Vario Sonnar 80-200mmF4は撒き餌レンズだったのにそういうのが現時点でSonyに存在しないのが大きなネック。システムとして魅力薄。
またこれまた現時点の話でしかないが、SigmaもTamronも135に対応するEマウントレンズの開発に消極的。今の時代、サードパーティのレンズ屋さんのレンズが豊富でない限り、カメラシステムが普及するのは無理だと思う。
Pentaxだってそうでしょ。今年になってようやく使える標準ズームのDA16-85mmF3.5-5.6を発表したが、もしSigma、TamronがPentaxレンズを作っていなかったらPentaxブランドはなくなっていたと思う。SigmaやTamronのレンズがあったからHoya時代に消滅しなかったと言い切っても良いくらいだ。
とにかく標準レンズが実売で8万円のSonnar 55mmF1.8しかないのが最も駄目な点。確かにこのレンズは欠点がない優秀なレンズであるが高過ぎる。特にフィルム時代の人間は上の通り、Sonnarと名の付くレンズは安くて描写が良い、そう信じているから8万円なんてあり得ないんだ。サンキュッパが理想だし、AFに防滴があるから百歩譲ってヨンキュッパだ。このレンズ、ブレ補正機能を内蔵していないのをお忘れなく!。
昔はPlanar 85mmF1.4が使いたいから、それだけの為にKyocera Contaxのカメラを買う人もいた。でも今はそんな時代じゃない。貧乏人の僻みと取られてもしょ~がない。描写が良かろうが8万円もする標準レンズなんて残念だけど買えない。
それとマクロレンズがGシリーズになって高価でしょう。これも貧乏人からすると残念なの。実売サンキュッパ、ヨンキュッパくらいの50mm撒き餌レンズはいずれ出てくるだろうけど、流石に撒き餌マクロレンズなんて出さないだろう。他社のカメラはTmaronの90mmF2.8マクロが使える事を考えるとシステムとしてどんどんと魅力を失っていく。
お金に限りがあるがどうしても135フォーマットのカメラシステムを構築したい、大きなボケを楽しみたい。ならばNikonならD610/D600、CanonならEOS6Dを、そうすればどちらにも撒き餌レンズは揃っているし、Sigma、Tamronのレンズも使えるから、大幅に出費を抑えられ、α7ボディは破格値だけど、総合すると費用対効果ならSonyはNikon、Canonに大敗を喫する。
デジタル写真でもなんだかんだとレンズの力で写真の画質は決まる。センサーなんてどーでも良いの。とにかくレンズだ。描写力を優先するのなら8万円でもSonnar 55mmF1.8は買うのが最適だ。
ところが、本ブログで何度も述べている通り、我々アマチュアのプリントサイズはA3ノビでしょう?。最近A2ノビがプリント出来るパーソナルプリンターが発売されたが、それが普及するとも思えない。当分の間は3:2の縦横比ならA3ノビが標準になる。
そうなるとSonnar 55mmF1.8の高い描写力も不要になるんだ。いつかは90x60センチの全倍プリントを!、なんてカメラマンは別にして、CanonならEF50mm F1.8STMなんて実売で2万円しないの!。またCanon、Nikonともに中古レンズがゴロゴロと存在するのだから、私なら総合的に判断してCanon EOS6DよりもNikon D610の方が使い勝手がありそうなので、D610に安い中古レンズを仕入れて楽しむのだろうな。
何故皆が135が気になるのか?。超高感度が小さなセンサーと比較して優れているから?。ダイナミックレンジが広いから?。
うーん、確かに私も5月まではそう思っていた。しかしSony α7の2400万画素センサーに限って言えば
Sony α7 レビュー四方山話 その11 超高感度 Pentax K-3 比較、そして
前回の記事の通り、135センサーがAPS-Cセンサーよりも超高感度域においてノイズ耐性があるのは確かだが、ISO12800まではA3ノビプリント前提ならば大きな差はない。
またダイナミックレンジもAPS-Cと比較して特に広いとは思わない。となると欲しいのはぶっちゃけ「ボケの大きさ」だけでしょ?(笑)。被写界深度の浅い写真ならば周辺部の描写なんてどーでも良くなり、大口径であれば安いレンズでも十分表現出来る。
各種カメラ、写真の掲示板を見ていると時折135センサーの優位点として、超高感度の画質、ダイナミックレンジの広さ、ボケの大きさ以外に、空気感だとか立体感だとが小さなセンサーよりも高いなんて言っている人がいる。
うーん、意味が判らない(笑)。また「立体感」を「被写界深度が浅い」のとイコールだと思っていたらそれはきっと間違いだ。だってそれなら焦点距離を変えれば如何様にもでもなるでしょう?。確かにSonnar 55mmF1.8の絞り開放描写をAPS-Cで35mmF1.4を使っても同じにはならない。だったらAPS-Cで50mmF1.4を使えば良いだけしょう。
勿論、人によって拘りがある。だから立体感云々を主張する人を否定する気はない。単に私自身はそこまで考えていないだけだ。そして立体感よりも判らないのが空気感だ。何だろうねぇ、これは・・・。鈍感だから意味が理解出来ない。
その空気感が「生っぽい描写」なら判るんだ、そうずっと以前に本ブログでネタにしたような気がする。フィルム時代、ある撮影でリアラエースと言うネガフィルムを使ったんだ。ネガフィルムの癖にポジフィルムくらい高価。そのプリントされた写真がまぁ「生っぽい」んだ。ネガ特有の粘りとコントラスト、そしてプリント時の絶妙な色温度(ホワイトバランス)、そしてたまたまだろう、光の加減が良かった。
そういう写真に対して「空気感がある」、そんな台詞は成立すると思うのだが、135センサーだから他の小さなセンサーと空気感が違う!、これは意味不明でしょう(笑)。
だって考えて御覧なさいよ。スマホで撮影した写真でさえ、私の考える空気感が出ている風景は仰山あるでしょう?。センサーが小さくてもレンズがショボくても、良い風景を良い瞬間に良い光の元で、かつ完璧な露出と画像処理を与えてやれば「空気感」は出せる。
もう1つ135センサーの特性があった!。「階調が豊か」と言う人が多い。階調ってのはグラデーションだから細かい部分のコントラストが絶妙って事だろうが、これは解像度(画素数)とセットで話さなくちゃならないし、レンズの解像力にも大きく関係する。
フィルム時代、Zeissレンズはコントラストが高いが階調、特にシャドーが他社のレンズと比較すると簡単に潰れてしまうと言われていた。イコール階調はないんだ。でも人はコントラストの高いZeissの描写に憧れた訳だ。
はたまた階調を見る人間の目はフィルム時代の銀塩プリントと違い、パソコンのモニターでもプリントでも結局は階調を削りまくったJPG像を見ている訳でしょう?。となると階調云々はある程度はセンサーの大きさに比例するのだろうが、最終的には各カメラの画像処理エンジンの能力でしかないと思うのだが・・・。
画像処理エンジンがどこのコントラストを上げてどの部分の階調を豊かにし・・・、言い換えるとJPGにする際にどこを間引くかをカメラマンの意図に反して行っている場合だってある。となると階調を語るのだったら画像処理エンジンの違いもしっかり比較しないとならないんじゃないのか?。
RAWで撮影すれば階調に大きな違いがあれば判るかもしれないが、ノイズのように「誰が見ても判る」ような話ではないと思うんだ。
1ヶ月間、Sony α7をお借りして約5千枚撮影したが、返却してから手持ちの写真で何度となく比較したが、うーん、判らない(笑)。イコール、「135センサーは他の小さなセンサーと比較して階調が豊かだから」と言う人々は鈍感な私とは異なる目、脳の感覚を持っていて違いを見出せちゃう羨ましい人々って事になる。
人はブランド牛のA5~A1等級を食しただけで見分けられるか?。A5とA1は判るかもしれない。しかしA5とA4を厳密に分けられるか?。そこらの食通でも無理なんじゃなかろうか?。A5の雄牛とランクは下がるけど若い雌牛の肉とどっちが美味いか?。漫画、「美味しんぼ」でそんな話があったよね。でも実際にはそれを理解出来る人ってほんの一握りだと思う。
しかも我々は生肉を食らう訳じゃない。火を通す料理になれば同じステーキでも塩、胡椒だけの味付けとしょうゆベースの味付けをされたらきっと判らなくなるし、塩や胡椒の違いによっては人の舌は迷い出す。写真も同じで全く同じ風景を撮るなんてあり得ないのだから、多少の違いはほとんど理解出来ないだろうし、私なんて特に空気感とか階調とかは鈍感だからして・・・。
また人それぞれ好みがある。マグロはどんなに高級な品、大間のマグロと言われても赤身には丸で興味が無く、大間のマグロの赤身よりも出所不明の大トロに手を出すタイプだが、牛肉は反対に赤味でガッチリした味のあるのが好きなんだ。
今回、α7をお借りして、自分なりにノイズ耐性、ダイナミックレンジと言ったセンサー、そしてSonyの画像処理エンジンの出来を見て、「うん、APS-Cとあんまり変わらねぇな」と思ったのは事実。優劣よりも己の好みにマッチした像はAPS-Cやm4/3でも出せるだろうなと感じたんだ。
となると私にとって135センサー&大口径単焦点レンズの魅力は「ボケの大きさ」しかないような気がしてしまうんだ。そのボケの大きさだけの為に8万円の標準レンズ、10万円を遥かに超えるマクロレンズは要らない。
SonyがKyoceraと同じ道を辿ろうが知ったこっちゃない。でもせっかくα7で価格破壊を起こしたのだから、何故レンズでも価格破壊をしない?、そんな疑問が大いにあるんだ。Kyoceraが失敗したのはZeissブランドに拘り過ぎて末端のユーザーが増えなかったからであり、Sonyはそれを教訓とし、末端のユーザーを増やす努力をするべきだろう。
また今の時代、Zeissブランドにどれだけ威力があるのか?。スマホだけで写真を撮って楽しんでいる人々もいるし、通はジャンク紛いのオールドレンズで古き良き昭和風景を撮っていたりする。Zeissブランドに頼り過ぎてしまうのは如何なものか?。純粋のSonyのレンズでもみんな買うと思う。
そしてふと考える。なるほど、末端のユーザーはAPS-Cのα4桁シリーズを買えって事なのね。それがSonyの戦略なんだ。確かにそうだよね、Sonnar 55mmF1.8を買うお金でα6000のダブルズームレンズキットが買えちゃうんだぜ!(笑)。
Kyoceraにはそういうユーザーの選択肢が無かった。でもSonyは貧乏人にも優しいAPS-Cも用意していたんだね。そうだ、そうだ、それをすっかり忘れていた。しかもSonyはm4/3やそれ以外の小さなセンサーだって作っている。だったらSony、今後も安泰じゃないか!。将来Sonyの一人勝ち?。
本日の写真、背筋を伸ばした凛としたオネーサンが何故か一人でゲーセン!。ここのゲーセンって野球の試合がない平日だとかなり閑散としている訳で、自分なりの良い風景に出逢えたとほくそ笑んでいるのだった。夜のスナップも楽しいなと思った瞬間。
こういうスナップ写真って28mmとか35mmの方が便利と言う人がいるけど、そうなるとかなり寄らなくちゃならず気付かれてしまう時もあるし、自分がガラスに映り込んでしまう。ガラス越しの写真って如何に自分が映らないかであり、やっぱり私には50mm前後の標準レンズが性に合っているし、その焦点距離が一番楽だ。
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